小説『鹿の王』がアニメ映画化決定!「どんなビジュアルになるのか楽しみすぎる」と期待の声
公開日:2019/4/3
上橋菜穂子の医療ファンタジー小説『鹿の王』がアニメ映画化されることが決定。アニメーション制作を「Production I.G」が手がけることも明らかになり、「どんなビジュアルになるのか楽しみすぎ!」と注目を集めている。
作者の上橋は、『精霊の守り人』シリーズや『獣の奏者』などの大河ファンタジーを生み出してきた小説家。『鹿の王』で描かれているのは、奴隷に落とされた元戦士・ヴァンと医術師・ホッサルが未知の病と闘う物語だ。
ヴァンはかつて、強大な帝国から故郷を守る戦士団“独角(どっかく)”の頭として戦っていた男。しかし戦に敗れた彼は奴隷となり、岩塩鉱に囚われてしまう。ある夜岩塩鉱に不気味な犬の群れが現れ、その日を境に謎の病が発生。ヴァンは幼子・ユナと2人で病から生き延び、岩塩鉱を逃げ出した―。
単行本の上巻は2014年に発売され、2015年本屋大賞と第4回日本医療小説大賞を受賞。読者からは「美しい言葉で紡がれる情景に想像力が刺激される」「幻想的なのにリアリティのある描写に引き込まれた」「医療の知識も説得力があって隙が無い」と感動の声が相次いでいる。
アニメーション制作を担当する「Production I.G」は、上橋の作品を原作としたアニメ『精霊の守り人』や『獣の奏者 エリン』も手がけてきた制作会社。2作とも高いクオリティが話題を呼びヒットを記録しているため、ファンからは「どちらも面白かったから絶対いい映画になる」「あの会社なら何も心配ない」「クオリティ高い映像になりそう」と期待の声が。上橋自身も「I.Gさんなら原作に囚われ過ぎず、アニメとして面白い映画を創ってくださるでしょう」と信頼を寄せた。
3月27日(水)には、シリーズ最新作『鹿の王 水底の橋』が発売。流行り病の危機を回避した国で、ホッサルが次期皇帝争いに巻き込まれていく物語だ。特設サイトでは著名人からの推薦コメントも寄稿されており、『西の善き魔女』の荻原規子は「ファンタジーの地平を拓く、深遠な生命の物語」と大絶賛。映画の続報を待ちながら、原作もしっかりチェックしておこう。
◆『鹿の王』特設サイト:https://promo.kadokawa.co.jp/shikanoou/