疲れた夜には絶対見たい! 今春スタートする見逃せない究極の癒し、ゆるアニメ3選!
更新日:2019/4/16
冬アニメから春アニメに切り替わるこの時期。バトルものにラブコメ、マンガ原作の作品…今期も幅広いジャンルで私たちを楽しませてくれそうだが、そんな中で安心してアニメライフを送るためにも、「心のオアシス」的なアニメはやっぱり欠かせない。そこで本稿では、春アニメとして外せない「ゆるアニメ」を3作ピックアップして紹介しようと思う。
■「ひとりぼっちの〇〇生活』
最速放映日:2019年4月5日(金)26:12~(TBSほか)
1つめは、「ひとりぼっちの〇〇生活」。漫画雑誌『コミック電撃だいおうじ』で連載中の『ひとりぼっちの〇〇生活』(カツヲ/KADOKAWA)が原作。極度の人見知りな主人公・一里ぼっちが、幼なじみとのとある約束を果たすため、クラス全員と友達になろうと奮闘する物語だ。
ぼっちは、見た目は怖いが実は面倒見のいい常識人の砂尾なこ、一見優等生だが実はとっても残念な子・本庄アルと、どうにか友達になる。時には猪突猛進に、時に緊張から吐いたり足をつったりまでしながら、友達作りに励んでいく…。
ゆる可愛いビジュアルから想像されるのとはちょっと違い、斜め上をいく大胆な行動を見ていると、思わず応援したくなる。そして極端に見えつつ、この主人公・ぼっちならば共感できる! という不器用さと残念さもストーリーに潜んでいて、いろいろ考えずにはいられない。
■「世話やきキツネの仙狐さん」
最速放映日:2019年4月10日(水)22:30~(AT-X)
2つめは、「世話やきキツネの仙狐さん」。ウェブコミック配信サイト「コミックNewtype」にて連載中の『世話やきキツネの仙狐さん』(リムコロ/KADOKAWA)が原作。この物語は、ブラック企業に勤め、身も心もボロボロになっているサラリーマン・中野のもとに、ある日突然「仙狐」と名乗る少女が現れるところからスタートする。
仙弧は幼い見た目とは裏腹に800年以上も生きている神使の狐。中野のことを「子ども同然」と甘やかし、激務でたまった疲れを癒してくれる。中野は、何かいけないことをしているような背徳感と戦いつつも、そんな仙狐の優しさや包容力、そしてモフモフのしっぽに心を溶かされていく…。
愛らしい姿とモフモフですべてを包み込み、家事もこなしてくれる仙狐は、一人暮らしで多忙な日々を送っている人にとっては憧れそのもの。つい「ああ、うちにも来てくれないかな…」なんて思ってしまう。ほかにも仙狐を“コスプレした中野の奥さん”だと思っている天然な隣の部屋の住人・高円寺安子など、個性的なキャラクターばかりで目が離せない。
■「異世界かるてっと」
最速放映日:2019年4月9日(火)深夜0:30~(TOKYO MX)
最後は、「異世界かるてっと」。こちらは『オーバーロード』(丸山くがね/KADOKAWA)、『この素晴らしい世界に祝福を!』(暁なつめ/KADOKAWA)、『幼女戦記』(カルロ・ゼン/KADOKAWA)、『Re:ゼロから始める異世界生活』(長月達平/KADOKAWA)という4作品の登場人物を“ぷちキャラ化”してコラボさせた作品だ。
公式サイトによると、「ある日突如として現れた謎のボタン。ポチっと押すと、なんとさらなる異世界へ転移してしまう!! そこには他世界から転移したキャラクターたちも大集合していて…!?」という。
異世界転移ものという意味では共通しているものの、毛色の異なる4作品の世界観がひとつのアニメ作品上でクロスするとのことで、キャラクターの関係性や立ち位置、展開がどうなっていくのか楽しみで仕方がない。いったいどんな会話が繰り広げられるのだろうか…。
どの作品も、他のシリアスなアニメ作品や熱い作品の合間に、あるいは、仕事で疲れた日などに見ると、心に余裕を与えてくれそうな作品ばかり。もちろんアニメから入るのもいいが、原作マンガやコラボの元作品を読んでみると、アニメのことも一層楽しめそう。今期はどの作品が一番の“癒し枠”になるか、楽しみだ。
文=きこなび(月乃雫)