『サザエさん』が新社会人にエールを送り感動の声続出「突き刺さる回だった」
公開日:2019/4/14
4月7日(日)に放送されたアニメ『サザエさん』で、この春新しい世界へ歩みだす新社会人に向けた“エールを送る”エピソードに、「明日も頑張ろうと思った」「こんないいアニメだったっけ」などと感動の声が続出している。
話題になったエピソードは、作品No.7920「新人さんいらっしゃい!」。ある日、サザエはスーパーで新人店員の女性にスパイス売り場を尋ねる。新人さんは、慣れないながらも一生懸命に案内してくれたため、サザエは見るだけのつもりがつい購入してしまった。
次に、パン屋へ行くと、またもや新人の店員が奮闘している。「新人さんには弱いわね。応援したくなっちゃう」と、大量にパンを購入し、まんざらでもなさそうなサザエなのであった。
そんな折、カツオは道に迷ってしまったという男性に出くわす。事情を聞くと、その男性はノリスケが勤める出版社の新人で、これから小説家・伊佐坂先生のところに原稿の受け取りに向かうらしい。するとカツオは、お隣さんである伊佐坂家まで彼を案内。また、磯野家で原稿が出来上がるのを待たせてあげた。
しかし彼は、ワカメやタラちゃんと遊んでいるうちに、本来の目的である『原稿の受け取り』をすっかり忘れ、手ぶらで帰ってしまった。すぐに気が付いたサザエが大慌てで新人を追いかけて事なきを得たが、カツオは「頼りない新人だな。大丈夫なの?」と呆れる。一方でサザエは、「新人のうちは失敗することは多いわよ。でも、失敗を繰り返しながら大きく成長してゆくの」と励ましの言葉を投げかけた。
それから数日後、三河屋のサブちゃんが新人とともに磯野家を訪ねてきた。フネもサザエも留守だったため、注文する品がわからず、「役に立てなくて悪いね」と謝るマスオ。するとサブちゃんは「いえいえ、仕事ですから」と答え、これを聞いた波平は「これだよこれ。『仕事ですから』この一言が大切なんだよ」と感心する。新人が「よく覚えておきます!」と元気よく答えると、最後にマスオが「新人さん!」、波平が「頑張れよ~!」と呼びかけ、物語は幕を閉じた。
4月のはじめに放送されたこのタイムリーなエピソードに、新社会人と思われる視聴者などからは「サザエさんに励まされて涙目」「製作者とか先輩社会人の想いを感じて明日も頑張ろうってなった。笑」「ちょうど俺に突き刺さる回だったな」「涙がでてきた。こんないいアニメだったっけ」「サザエさんの新人さんの話よかった! 新人さんには優しくしてあげよ~」「サザエさん新人さんの回でほっこり。 5年目さんもがんばろ」「新人の頃って日曜のこの時間が死ぬほど苦痛だもんなー」といった感動の声が上がっていた。
さすが世相を表す国民的アニメといったところだろうか。