「書くと覚悟したその日から、その人は大きくなる」――乃木坂46・高山一実が「令和小説大賞」アンバサダーに就任

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更新日:2019/4/17

 乃木坂46高山一実が4月16日、都内で行われた「LINEノベル発表会に登場。LINE・日本テレビ・アニプレックスが三社共同で新たな才能を発掘する文学賞「令和小説大賞」のアンバサダーに就任した。

 SNSアプリ「LINE」が提供する新サービス「LINEノベル」は、新しい小説プラットフォーム。様々なカテゴリの人気作品を読むことができるだけでなく、自由に小説を投稿できるのが魅力だ。

「LINEノベル」のサービス開始に際し、LINE株式会社取締役 CSMO・舛田淳氏は、「動画SNSや音楽、漫画といったビジュアルを中心としたコンテンツがあふれています。おそらくこのトレンドはさらに拡大していく」と、リッチ化するビジュアルコンテンツの現状に触れつつ、一方で「テキストは重要なコンテンツ」とも。「スマートフォン時代に、その象徴となる小説・ノベルサービスは現時点で登場していない。だからこそLINEでは、テキストをベースにした小説・ノベルという分野に新たに挑戦したいと思っている。書く人・読んだ人が文字を通じてその時代を感じられるような新しい分野として成長させていきたい」と意気込む。

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 さらに同日、「第1回 令和小説大賞」の開催が発表されると、アンバサダーに就任した乃木坂46高山一実が登壇。デビュー作『トラペジウム』(KADOKAWA)が20万部を超え、アイドルだけでなく、小説家としても才能を開花させた高山は、アンバサダー就任について今の気持ちを聞かれると、「本当に光栄なことで、胸がいっぱいです。元々私は、放課後に図書室に行って本を読むことが好きだという、ただの本好きだったんですけれども、それがこうしてお仕事につながって、こんなに幸せなことはないなと思っています」と、しみじみと語った。

 また、同賞の目的が「新たな才能の発掘」ということで、書き切る前にくじけてしまう人も多いという小説の分野について、「何度もくじけそうになって…」と自身の経験を振り返り、「逃げ出すことがかっこ悪いとずっと思っていました。小説を書いていると、自分に矢印が向くことが多くなって。『ここで逃げ出すことがかっこ悪い』と強く思っていたので書き切れたと思います」とアドバイス。また、「私が小説を書くきっかけになったのは、『誰かのためになりたい』という想い。きっかけは大事だなと思います。書くと覚悟したその日から、その人は大きくなる」と語り、最後には「書く作業は自分を見つめなおすのに最適。2年前の書き始めた頃の自分よりも、今の自分のほうが好きだと自信を持っています。みなさんもそう思えるよう、応募してほしいです。楽しみにしています!」とエールを送った。

取材・文=明日陽樹/TOMOLO