「今の社会のいろんな面を取り入れている」 ドラマ『わたし、定時で帰ります。』第1話、さまざまな働き方に共感の声続出

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更新日:2019/5/10

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『わたし、定時で帰ります。』(朱野帰子/新潮社)

 2019年4月16日(火)に、吉高由里子主演ドラマ『わたし、定時で帰ります。』の第1話が放送。さまざまな思いを抱えて働く社員たちの姿には、「それぞれの言い分が痛いほどよく分かる」と共感の声が続出した。

 原作となるのは、朱野帰子による小説。吉高は独自の信念を持って仕事に臨む女性・東山結衣を演じる。結衣が働いているのは、WEB制作会社「ネットヒーローズ」。誰もが当たり前のように残業を繰り返す社内で、結衣は効率よく仕事を終わらせ定時の18時に帰ることをポリシーとしていた。

 そんな彼女の姿勢をよく思っていないのは、小学校から1度も休んだことがないという真面目な社員・三谷佳菜子(シシド・カフカ)。三谷は新人・小泉咲(ついひじ杏奈)の教育係を担当していたが、厳しすぎる指導に小泉はウンザリしていた。もっと優しくした方がいいと結衣がアドバイスしても、三谷は最初だからこそ甘やかすべきではないと頑なな態度。三谷の細かくて厳しい指導にしびれを切らした小泉は、三谷のパソコンのパスワードを勝手に変更して会社から逃げてしまう。自分の指導が最悪な結果を招いたことにショックを受けた三谷は、人生で初めて無断欠勤をする。

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 上司に頼まれて三谷の様子を見にいった結衣は、自分が以前働いていた会社でのことを語りだす。結衣は怒鳴られながら休みなしで働き続けたあげく、階段から足を踏み外して意識不明の重体に陥ったことが。会社を辞めた結衣は、定時で帰れる会社を探してネットヒーローズに就職している。新人研修で社長が言っていた「会社だけの人間になるな」という言葉を結衣は今でも覚えており、自分の人生を大事にするために定時で帰っていると三谷に打ち明けた。

 それぞれの働き方について、視聴者からは「三谷さんの気持ちがすごくよく分かる」「東山さんみたいに働くのが理想」「どっちが良いとか悪いとか一概には言えないよね」とさまざまな意見が。「自分の働き方を見直したくなる」「今の社会のいろんな面を取り入れた良いドラマ」と絶賛の声も多く上がっている。結衣の定時退社が周りにどんな影響をもたらしていくのか、次回以降も注目だ。

■ドラマ「わたし、定時で帰ります。」
原作:朱野帰子
演出:金子文紀、竹村謙太郎 ほか
脚本:奥寺佐渡子、清水友佳子
出演:吉高由里子、向井理、シシド・カフカ、内田有紀、ユースケ・サンタマリア ほか
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/watatei/