『疲れない大百科』/お疲れ女子の疲労回復に役立つ1品は○○○! 連載第1回
公開日:2019/5/8
『疲れない大百科 – 女性専門の疲労外来ドクターが教える』(工藤孝文/ワニブックス)は、「お休みしたい! けど休めない!」仕事に家事に忙しい現代女性の悲痛な叫びにこたえる1冊。女性専門の疲労外来ドクターが教える気力・体力がアップする習慣で、疲労回復&疲れ予防が今すぐかないます。
お疲れ女子の救世主。夕食にあと1品なら、キムチが正解!
1.疲れとストレスに効くGABA
ここ数年、注目を集めているGABA(ギャバ)。副交感神経を優位にする脳内伝達物質で、興奮抑制や疲労回復、ストレス緩和、さらには睡眠の質をアップさせる働きがあり、まさにストレス社会を生きる現代人には欠かせない存在です。サプリや添加食品などからも気軽に摂取できますが、おすすめは発酵食品のキムチ。キムチにはGABAを生成してくれる乳酸菌が1gあたり億単位も含まれていて、食べるだけで効率よくGABAを生み出すことができるのです。
2.カプサイシンですやすや眠れるGABA
さらに、キムチの材料のひとつである唐辛子には、入眠を助けるカプサイシンが豊富に含まれています。カプサイシンには、体温を上げた後、発汗を促して体温を下げる作用があり、入眠時に手足の先から深部体温(体の内部の温度)を放出する現象を促して、スムーズな入眠の手助けをしてくれるのです。深部体温は徐々に下がっていくので、就寝の2~3時間前にキムチを食べるとよいでしょう。ただし、摂りすぎると辛味で自律神経が興奮する可能性もあるので、適量を心がけて。