あやみ旬果引退!常に前向きだったAV女優は「田舎出身」の「コミュ障」だった!
更新日:2020/5/8
2019年、人気AV女優の引退が続いている。あやみ旬果も4月で約6年半のキャリアに終止符を打った。誰もが認めるトップ女優だった彼女だが、プライベートは不思議と謎に包まれてきた。そのことで、作品を通してより彼女を知りたいというファンの欲求は高まったのではないか。
引退を機に、あやみ旬果は半生と率直な思いを綴ってくれた。フォトエッセイ『くもり時々お天気雨、のち晴れ。』(あやみ旬果/双葉社)には、現在の彼女の心境が飾り気のない文体で明かされている。熱狂的なファンからすれば一部、衝撃的な内容もあるかもしれない。しかし、それも「女優」「アイドル」の仮面を脱ぎ捨てた真の姿を吐露しているからこそだろう。
まずは、プロフィールの訂正から本書は始まる。公式では「1993年8月15日生・東京都出身」となっていたが、実際は「1993年12月1日生・富山県出身」。わずか4カ月のズレは「サバ読み」などではなく、素性を隠すための業界の常套手段だ。あやみがすんなりと偽のプロフィールを受け入れたのは、故郷の富山県への思い入れがまったくないからだった。
何もない田舎で育ったあやみは、高校をすぐ中退しアルバイト生活を始める。ちなみに、中退の理由はDV彼氏によるつきまといだった。長続きしない恋愛に、荒む生活。やがて、ほのかな東京への憧れに突き動かされて、彼女は専門学校生として上京した。そこで、「目立ちたい」との思いからパーツモデルの事務所を探していたことがきっかけで、彼女はAV女優という道を知る。当時の彼女はまだ18歳だった。
それからの活躍は周知の通りである。あどけない美貌と抜群のスタイルであっという間に人気が出た彼女は、2014年「DMM.R18アダルトアワード」にて最優秀女優賞ゴールドを獲得。2016年には地上波で冠番組も持っていたアイドルグループ、「恵比寿★マスカッツ」にも加入する。(その後、半年で卒業)