『サザエさん』ワカメが起こした奇行に「ホラー映画にしか見えない」と話題

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公開日:2019/5/5

『アニメ サザエさん公式大図鑑 サザエでございま~す!』(扶桑社)

 4月29日(日)、平成最後に放送されたアニメ『サザエさん』で、ワカメが起こした奇行に「ホラー映画にしか見えない」「堀川ばりのサイコパスっぷり」などと戦慄の声が多く上がっている。

 話題になったエピソードは、作品No.7933「あたしの宝物」。ある日、サザエが布団を干そうと、押し入れから布団を出していると、下から古い枕が出てきた。その枕を見たワカメは、「あっ 私の宝物!」と嬉しそうに抱きしめる。ワカメ曰く、これは枕ではなくワカメの赤ちゃんなんだそう。

 実は、ワカメが小さいときに、マスオさんの枕を気にいってしまい、マスオさんは泣く泣くワカメにあげたものだった。幼いワカメは、枕をおんぶ紐で背負い、「ねんねんころりよ…」と子守歌を歌ったり、毎晩抱き枕にして寝ていたりと“赤ちゃん”のようにお世話していた。そんなに大事にしていた枕ならばと、フネが「(枕を)作り替えてあげようか」と提案するも、ワカメは「ううん、このままでいい」「抱き心地がいいんだもん」と、今でも気に入りのようだ。

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 その後、部屋に戻ったワカメは、以前のように枕をおんぶ紐で背負い、子守歌で枕を寝かしつけようとする。その様子を見たカツオはたじろいでしまい、サザエに“ワカメが5歳に戻っちゃった”と報告、2人で苦笑いするのだった。夜になり、波平が帰宅。ワカメを見て、「どこの子だ?」と聞くと、ワカメは「私のよ」と即答。フネから事情を聞いた波平は、「あのときの枕がまだあったんだな」と懐かしむのだった。

 そんな折、タイコがイクラを連れて磯野家にやって来た。その際、イクラはワカメの枕を気に入ってしまったようで、帰るときも泣いて離れたがらなかった。そんなイクラを見て、イクラに枕をあげることを決心したワカメ。決心できた理由は、過去にマスオの枕を欲しがる気持ちが痛いほどわかったからだという。そんなワカメの考えに、波平は「ワカメも大人になったな」と、成長を実感するのだった。

 懐かしさといえ、ワカメの異様な奇行を目の当たりにした視聴者からは、「ワカメの枕の話マジやべぇ話だな。怖すぎる。」「枕を赤ちゃんと言っておんぶしているワカメの姿に戦慄を覚える…」「枕をひもで背中におんぶ縛りしたワカメが部屋で一人で子守歌を歌う光景はサイコパス」「ホラー映画にしか見えなくなってきて怖い」「不思議な力を帯びた枕の影響で5歳に戻ってしまい帰って来れないワカメを助け出す壮大な話かと思った」などと戦慄の声が多く上がった。

 また、ワカメのクラスメイトで“サイコパス”として知られている堀川君が以前、塀のシミに「ヘイキチ」と名付けて弟だと言い張っていた過去があることから、「ワカメ枕を赤ちゃんのように扱う堀川ばりのサイコパスっぷりを見せる」「堀川くんとお似合いだと思います」と、揶揄する声もあがった。

 昭和、平成、令和と3世代に渡って放送を続いている「サザエさん」。令和の時代も、変わらずお茶の間に笑顔をもたらしてくれることだろう。