「ベスト・オブ・ヨギ」受賞・川村明医師がおすすめ! GW明けには呼吸を意識した「ひざ裏のばし」でやる気アップ
公開日:2019/5/9
ヨガをベースにした高齢者の方でも簡単に安全にできるストレッチ「ひざ裏のばし」を考案し、昨年『5秒 ひざ裏のばしですべて解決 ― 壁ドン! 壁ピタ! ストレッチ』(主婦の友社)を出版した、医師でヨガインストラクターの川村明先生が、この度、第6回「ヨガジャーナル presents ヨガピープルアワード 2019」にて「ベスト・オブ・ヨギ」を受賞。ヨガカルチャーを日本に広め、ヨガのイメージアップに貢献した人に贈られるもので、男性版の「ベスト・オブ・ヨギ」は過去には、片岡鶴太郎さんや、アンジャッシュの児嶋一哉さんなど芸能界からも選出。今年の「ベスト・オブ・ヨギーニ」には、女優の内山理名さんが選ばれています。
川村明先生は、50代に入ってからヨガと出会ったことで、長年悩まされていた腰痛や、大腸ポリープなど様々な不調が消えた経験から、ヨガインストラクター資格を取り、山口県宇部市にあるご自身のクリニックに通う患者さん達に、「高齢者でも安全にできる」ヨガを教えるようになりました。寝たきり寸前だった人や、股関節の痛みで歩けない人などがみるみる回復し、元気になったのです。このヨガが「ひざ裏のばし」の原点です。
受賞にあたって川村先生は、「これまでは医師が『高齢だから運動はもう無理だよ』『安静にしておくしかないよ』ということがよくあった。(医師である私がこうした)本を出版し、実際にヨガで元気になった人がいることが広まってきて、こうした風潮が少し変わってきた。年齢を重ねていても、高齢でもヨガで変われることを伝えたい」と語りました。
その「ひざ裏のばし」、高齢者だけでなく、働き世代にも有効です。「仕事が忙しく体を動かす時間がない」「座りっぱなしの生活や不規則な食事で不健康」「ストレスが多く疲弊している」などから、心も体も不調を抱えている人が少なくありません。ヨガは呼吸がとても大切なように、「ひざ裏のばし」の3つのストレッチも呼吸をきちんと意識することでより効果的に。
特に長いゴールデンウィークがあけ、怒涛のように押し寄せてきた日常生活に、ちょっと心も体もついていけない、もう息切れ・・・という方に、3つのストレッチのうち、やる気アップにつながる「ワン・ツー・スリー体操」をご紹介します。
ワン・ツー・スリー体操
足を開き、腰をさげることで骨盤を支える筋肉が鍛えられ、歩くスピードが速く! おしりや太ももをパンパンたたくと緊張感を高める脳内ホルモン、アドレナリンが分泌され、気持ちがシャキッ! 同時に深い呼吸で脳の血流も増して思考がクリアになります。
(1)両足を腰幅より広げて立つ
つま先を45度くらい外側に向けて広げ、足を腰幅より大きく開く。息を吸って頭はまっすぐ。
(2)息を吐きながら腰を下げる
ゆっくりと上半身を下げ、息を全部吐き切ってから、
元気よく「ワン・ツー・スリー」と言ってを太ももを3回たたく。
(3) 息を吸いながら立ち上がる
息を深く吸い込みながら腰を上げ、
今度はおしりを「ワン・ツー・スリー」と言いながら3回たたく。このセットを3回繰り返す。
今回紹介した「ワン・ツー・スリー体操」に加えて、書籍で紹介されている「壁ドンストレッチ」「壁ピタドローイン」の3つの体操を、それぞれ毎日5秒でも続けることで、体が確実に変わり、心も晴れやか健康になりますよ。