こんな雑談をする人は嫌われる!? 人間関係でしくじりたくない人が知っておきたいNG雑談テーマとは
更新日:2019/5/15
平成最後かつ令和最初のゴールデンウィークが明けてから1週間が過ぎた。今回のゴールデンウィークは最長でじつに10連休。新入社員や転職したての人の五月病が、例年以上に心配だ。
五月病の主症状のひとつが、人間関係を億劫に感じること。とはいえ、普通の社会人が人との関わりを断つことはできない。人との関わりは普段の雑談の積み重ねで良好にも険悪にもなる。特に五月病の気がある人は、いつも以上に雑談に意識を置きたい。
仕事における雑談の有用性を伝える『大人らしく和やかに話す 知的雑談術』(吉田裕子/日本実業出版社)によると、「とりあえず、これはやめておくが吉」という雑談のテーマがある。NGテーマは語呂合わせで「正宗の皿(まさむねのさら)」と覚えると便利。「正宗の皿」は次の4テーマだ。
(1)正=政治
(2)宗=宗教
(3)の(野)=野球
(4)皿=サラリー(収入、給料)
政治、宗教の話題については、日本人は意見と人を切り離すことが苦手なことがNGの理由とされる。野球については、ひと昔よりマイルドなファンが増えたようにも見えるが、やはり過激なファンが一定数いることから、慎重になったほうが良さそうだ。二極化時代といわれる中で収入格差の広がりが指摘される。サラリーの話も好んではしないほうがいいだろう。
本書は、この4テーマに加え、現代的な観点から、さらに4つのNGテーマを挙げている。
(5)ハラスメント
(6)差別
(7)裏事情
(8)デマ
セクハラ、パワハラ、モラハラなどのハラスメントや、同性愛者を揶揄して笑うなど差別の話をする、「実はさー」と社内事情や人のプライベートを勝手にバラす、裏の取れない噂話を口にするなど、これら4テーマにも気をつけたい。本書では、全8テーマを語呂合わせで次のように覚えやすくつなげている。
正宗の皿はさ、裏で
(政治、宗教、野球、サラリー、ハラスメント、差別、裏事情、デマ)
本書は、雑談で避けたい話題とともに、雑談で使える話題も紹介している。気候、道楽(趣味)、ニュース、旅、天気、家族、健康、仕事、衣服、食べ物、住まい、の11テーマがそれだ。やはり語呂合わせで覚えたいなら、次のとおり。
木戸に立てかけし衣食住(きどにたてかけしいしょくじゅう)
木=気候
戸=道楽(趣味)
に=ニュース
立=旅
て=天気
か=家族
け=健康
し=仕事
衣=衣服
食=食べ物
住=住まい
臨機応変に話すことが苦手なら、この11テーマの中から自分の鉄板ネタを用意しておくといい。あなたなら、どんなネタを用意して雑談を盛り上げ、人間関係を円滑にしていくだろうか。
文=ルートつつみ