パワハラ、スメハラ、ヌーハラ… アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」55話に登場するハラスメント問題に爆笑の声
公開日:2019/5/18
2019年5月12日(日)に、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎」』第55話が放送された。今回は“ハラスメント”問題に切り込んだエピソードが登場し、「スポ根かと思ったらめっちゃ深い社会風刺だった」「ハラスメントってこんなに多いの!?」と話題になっている。
鬼太郎とねこ娘、そして目玉おやじが遭遇したのは、猿のような姿の妖怪・狒々(ひひ)。一般的には女性をさらう妖怪だといわれているが、鬼太郎たちが出会ったのは山の猿を相手にテニスに興じている狒々だった。狒々がテニスにハマったきっかけは、大昔に出会った人間の少女。彼女との出会いでテニスの技術を身につけた狒々は、その後別の少女のコーチとなって一人前の選手に育て上げている。
猿相手のテニスに飽きた狒々は、もう1度人間のコーチになると宣言。街に降りてある学校のテニス部をチェックし、熱意のある少女・優美に目をつけた。テニスが上手くなりたいと願っていた優美は、狒々の誘いに乗って練習することに。狒々の厳しい指導を耐え抜き、地区大会を突破して全国大会を目指す。
しかし狒々の厳しい練習について行けなくなった優美は、狒々をパワハラコーチとして告発。食事に口を出す「グルメハラスメント(グルハラ)」、匂いで不快感を与える「スメルハラスメント(スメハラ)」、音を立ててラーメンをすする「ヌードルハラスメント(ヌーハラ)」など、狒々の行動はさまざまな理由で“ハラスメント”扱いされてしまう。
次から次へと繰り出されるハラスメント疑惑には、視聴者から「やることなすことハラスメントじゃんwww」「もう何もかもが気に入らないって感じだな」「もはやハラスメントを押しつけるハラスメント」と爆笑の声が続出。「若者とのコミュニケーションに悩む人間の上司みたいだ…」「生きにくい世の中だよな、分かるよ」と、狒々を憐れむ声も相次いだ。
紆余曲折を経た後、優美はぬりかべをコーチに迎え全国大会で優勝。一方狒々は、山に戻って猿相手に本格的なテニス指導を始める。狒々が鍛え上げた猿は、人間より根性のある選手に育つかもしれない。
■アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」
放送日時:毎週日曜 9:00~
原作:水木しげる
キャラクターデザイン・総作画監督:清水空翔
公式サイト:http://www.toei-anim.co.jp/kitaro/