「美少年である必要はないだろ!」 アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第56話、吸血鬼の野望にツッコミ続出
公開日:2019/5/25
2019年5月19日(日)に、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の第56話が放送された。美少年ばかりを狙う吸血鬼が登場し、「ショタコンじゃねえか!」「吸血鬼にもそういう趣味があるのか…」と爆笑の声が相次いでいる。
今回鬼太郎のもとに舞い込んできたのは、ある社長の息子・冬真が吸血鬼に狙われているというもの。吸血鬼は冬真が通うポランチャール学園の学園長として人間界に潜り込み、美しい少年たちをしもべとして飼っていた。エリートと名乗るその吸血鬼は、ねずみ男を言葉巧みに勧誘して鬼太郎をしもべにするから手伝えと依頼。乗せられたねずみ男は喜んで協力することに。
エリートの屋敷に招かれたねずみ男は、豪勢な食事を振る舞われご満悦。夕日の差し込むその部屋には、何人もの美少年が佇んでいる。エリートの目的は、少年たちを意のままに操って日本を支配すること。少年たちは優秀な人材ばかりで、いずれは日本の中枢を担う超エリートになる予定だ。
少年たちに執着するエリートに対し、視聴者からは「美少年である必要はないだろ!」「ずいぶん遠回りな日本征服だな」「今のトップを操った方が手っ取り早いのでは?」とツッコミの声が。ねずみ男も「そんなにうまくいくものですか?」と問いかけたが、エリートは過去1,000年に渡りこの方法を続けてきたと明かしている。
鬼太郎の隙をついて冬真をさらったエリートは、自分が吸血鬼の中でも下流の存在だと告白。鬼太郎に執着していたのは、幽霊族の末裔で人間のヒーローという鬼太郎の恵まれた境遇に嫉妬していたからだった。
エリートは鬼太郎をしもべにすることに成功し、ねずみ男に指鉄砲を向けさせる。しかし鬼太郎を消すために用意した注射が、不運な偶然で自分に刺さってしまった。消滅を悟ったエリートはコウモリを使って火を放ち、屋敷はエリートごと大炎上。脱出した鬼太郎はとどめを刺そうと指を向けるが、エリートの嫉妬に共感していたねずみ男がそっと鬼太郎の手を下ろさせた。
落ちこぼれで嫌われ者のねずみ男が少しだけ活躍した今回のエピソード。鬼太郎との友情は意外と複雑な心境の上に成り立っているのかもしれない。
■アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」
放送日時:毎週日曜 9:00~
原作:水木しげる
キャラクターデザイン・総作画監督:清水空翔
公式サイト:http://www.toei-anim.co.jp/kitaro/