借金2000万円を9年で完済した著者による、願望実現の虎の巻! 耳が痛いけど心地いい名言が続出

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更新日:2019/6/13

『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんがあえて教えなかったトンデモナイこの世のカラクリ』(小池浩/サンマーク出版)

「成功したい」「幸せになりたい」「素敵な恋人がほしい」――人の願望はさまざまだ。そんな気持ちを抱いているにもかかわらず、どうすればいいのかわからない。「結局、自分には無理なんだ!」とあきらめてしまっている人も少なくないはず。

 そういう方々におススメしたいのが『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんがあえて教えなかったトンデモナイこの世のカラクリ』(小池浩/サンマーク出版)だ。

 本書は、Sっ気たっぷりの“宇宙さん”がさまざまな願望を叶えるための考え方や、行動指針を軽快な会話形式、詳細な説明パートでわかりやすく教えてくれる人気シリーズ。そして、3作目となる本書は、最新作にして完結編となる。

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 著者は心理セラピストの小池浩氏。タイトルにある通り、小池氏は15年前に借金2000万円を抱えており、本書のメソッドを実践して、わずか9年で借金完済を果たした過去を持つ。現在、仕事は順調、素敵な女性と結婚、子宝に恵まれるなど幸せな生活を謳歌しているという。

 本稿では、小池氏が実践したメソッドの核を捉えた名言をいくつか紹介したい。

■現状を変えるには行動あるのみ!

 パワースポット巡り、御朱印集め、パワーストーン収集など、神様や目に見えない不思議な力、つまり“スピリチュアル”なものについ頼ってしまいがちな人も多いのでは? しかし、本書ではこのような名言で警鐘を鳴らしている。

本物のスピリチュアリストは究極のリアリストなんだ!

 パワースポットに行って、縁起の良いものを集めて満足していないだろうか。そして、ラッキーが向こうから自分のところにやってくると思っていないだろうか。成功や幸せを掴む人は行動を欠かさない。自分が動かなければ状況は何も変わらないのだ。

■幸せは苦労の上に成り立つは本当か?

 大きな成功を掴むためには相応の努力が必要、というのはよく言われること。果たして、それは本当だろうか。そんな常識に本書はキッパリこう言い放つ。

「簡単」は悪ではない。行動しさえすれば、うっかり幸せになったって全然かまわない。

 つまり、成功のためには苦労も頑張りも必要不可欠ではない。行動すること、一歩踏み出すことこそが大切であると説いているのだ。「うだうだ悩んでるんじゃねぇ、まずはやれ!」と力強く背中を押してくれる一言だろう。

■自分を幸せにする! そのために自分本位の生き方を

「失敗したら恥ずかしい」「この年になってできなかったら、みっともない」、だから結局一歩を踏み出せないし、つらいし、行動が重く感じてしまう。そこで本書はこんな名言を残している。

失敗も、成功も、何かを自分で選択して、行動したときの責任は、「誰か」にはない。すべての責任は「自分」にあるんだ。責任というのは「自分の人生についてはすべて自分で責任を取ります」という、本来、自由の象徴なんだよ。

 つまり、「誰か」の価値観に沿って生きようとすれば、常に誰かの正解を探すストレスが生じてしまうし、答えなんて一生見つけることはできない。すると、ありもしない誰かに怯えて「恥ずかしい」「みっともない」と尻込みしてしまう。

 だが、判断の基準を自分にすれば、自分の中に正解を探すことができる。その方が他人本位な姿勢よりも「失敗してもいいからやりたいと思ったことにチャレンジしてみよう」と考えられるはずだ。

 本書では、他にも「自信が持てない人」「つい、他人のせいにしてしまう人」など、さまざまな人へのアドバイスが提示されている。このアドバイスの中に、ワンランク上の自分を目指すヒントが書かれているはずだ。

文=冴島友貴