笑いながら読んでいるうちに「国語力」アップ! イヤイヤではない勉強を子どもに定着させる秘策は?
公開日:2019/6/27
子どもに「勉強しなさい!」とガミガミ言うのは気が進まないもの。あるいは、毎日言っているのに、子どもには勉強する習慣が定着しない、と悩む親御さんも多いだろう。そんな方や、子どもに勉強をすすめるきっかけを探していた方のために、ただ暗記するのでなくおもしろいまんがをくり返し読んでいるうちに、しっかりと語彙を増やすことができる新シリーズ『のびーる国語』(細川太輔:監修、ブラックインクチーム:イラスト/KADOKAWA)が登場した。
国語の学習力アップの秘訣は、語彙を増やすこと。でもただ増やそうと思っても簡単な近道がないことは、大人の皆さんも重々ご存じだろう。本稿で紹介する新シリーズの特徴は、累計85万部突破の人気学習まんが『どっちが強い!?』のキャラクターたちが登場するストーリーまんがと愉快な4コマまんがを、笑いながらくり返し読んでいるうちに、「ことわざ」「慣用句」「四字熟語」の約400語を、しっかりと脳にインプットできるという点だ。
国語が苦手という子でも、おもしろいので自然とくり返し読み、結果的にぐんぐん成績が伸びることにもつながる、という算段だ。
たとえば、『のびーる国語 ことわざ』に収録されているショートまんが「歓迎会は大波乱!?」では、日本にやって来た大人気キャラクター・ジェイクたちの歓迎会を準備をしていたサクラたちに邪魔が入り、せっかくの会場が荒らされてしまう。主人公たちは犯人探しを始めるのだが――という短いストーリーを通じて8語のことわざを学ぶ、といった仕掛けが隠されている。
また、辞書を調べたりするのが苦痛という子でも、おもしろ4コマまんがならば、言葉の意味や使い方、さらに例文まで、スルスルと頭に入っていきそうだ。言葉の理解力が上がれば、ふだんの会話や作文の表現力が豊かになることにもきっとつながるだろう。
こんな「柔らかい」学習まんがだが、シリーズ中、『のびーる国語 ことわざ』では433語、『同 慣用句』では454語、『同 四字熟語』では440語をそれぞれ収録しており、国語が得意な子どもたちの好奇心を満足させる豊富で多彩な内容も本シリーズの魅力だ。
今から本シリーズを通じて「国語のおもしろさ」に気づくことができれば、やがてやって来る夏休みの自由研究や作文の宿題にもきっと効果を発揮してくれそうだ。大人も一緒に楽しむことができる本書の内容は、ぜひ実際に手に取って確かめていただきたい。