バナナは木ではなかった…! あやしい魅力にあふれる「植物」の世界
更新日:2019/7/18
動物たちの変わった生態を紹介する書籍がブームとなり、人気を博していますが、実は「植物」の世界も、あやしい魅力にあふれているといいます。
『だれかに話したくなる あやしい植物図鑑』(菅原久夫:監修、白井匠:絵、クリハラタカシ:マンガ/ダイヤモンド社)は、植物のイメージをガラッと変える楽しい図鑑。強すぎる植物、見た目があやしい植物、意味不明な植物など、今まであまり注目されていなかった植物のおもしろネタ96個をイラストとマンガで紹介しています。
強すぎてあやしい植物「シロイヌナズナ」
上の「シロイヌナズナ」は、日本でも道ばたに生えている植物。なんと、「シロイヌナズナ」は自分が食べられている音を聞くと毒を発生させるというのです。音を感知して敵を攻撃するとは…強すぎます。
「バナナは、草」という事実に衝撃
驚きの事実が判明! バナナは木ではなく草だというのです。さらにバナナにはもともと種があったけれど、およそ1万2000年前に突然変異が起き、種なしバナナが生まれたのだそう。
「キンギョソウ」は花が枯れるとガイコツに!?
金魚のデメキンに似た花をつける「キンギョソウ」。しかし、花が枯れ、種を包む「さや」の部分が残ると、それがガイコツに見えるというのです。古代の文明では、庭に植えて災いから身を守ってもらえると考えられていたり、感謝の気持ちを伝えるプレゼントにもなっていたそうです。今プレゼントされたら、「呪い」と間違えてしまうかも!?
ほかにも、動物界最強のライオンに勝つ草や、傷口から血を流す木、オナラのような音を出して開花する花など、96種のあやしさ満点の植物たちが紹介されています。本書のイラストと実物の画像を見比べて楽しむのもおすすめ。巻末の「世界あやしい植物MAP」も必見です。