高橋一生「僕の役者人生で影響を受けたマンガとは」

マンガ

公開日:2019/8/3

 電子書籍サイト・コミックシーモアの新CM発表会が7月30日都内で開催された。イベントには新CMに起用された高橋一生さんが登場。コミックシーモアの精として女性たちを癒す役に「役者人生で初めて精霊役にチャレンジしました」と笑顔で語った。CMは「私へのごほうび」主婦篇/OL篇の2種類がある。

 舞台は、とあるキッチン。家事を頑張った主婦は「はぁ~、疲れた」とため息をつく。すると、コミックシーモアの精(高橋一生さん)が片手で頬杖をつきながら、「今日もお疲れさま」と、フワッと女性にささやきかける。さらに「お疲れシーモア、する?」と胸元の電子コミックをそっと差し出すと、女性は嬉しそうにコミックをスワイプし、徐々に笑顔に変わっていく。「毎日がんばってるもんね!」とコミックシーモアの精が寄り添えば、「明日もがんばろうっと!」と先程のため息もすっかり吹っ飛び、足取り軽く去っていく。

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 舞台は、とあるカフェ。「はぁ、終わった~」とつい声がもれている女性。そこにコミックシーモアの精(高橋一生さん)が「プレゼン、乗り切ったね!」と労いの言葉をささやきかける。なんだかこの映像だけで既に癒されそう。さらに「お疲れシーモア、する?」と胸元の電子コミックを差し出して微笑む。女性は電子コミックを読んでどんどん笑顔に。「毎日がんばってるもんね!」とコミックシーモアの精が言うと、「明日もがんばろうっと!」と女性は軽やかに去っていく。

CMでこだわったのは相手との距離感

 今回精霊役を演じるにあたり、こだわったのは相手との距離感だという。「ふと気づいたら隣にいるような、そっと寄り添うイメージですね。常にそばにはいるけれど、押しつけがましさはない。ある距離感を保ちつつ、とても心地よい関係性であることを意識しました」と語る。

 また、癒しのフレーズとして“お疲れシーモア”と伝える場面にも「いろいろなバージョンでトライしました。(あなたを)待ってた! というようなうれしい感じ、しかしあまりうるさくなく静かに入っていくなど、何度かトライした中で良いものを選んでもらいました」とこだわりを見せる。

ドラマ「凪のお暇」に出演して思う、マンガの世界観

 そんな高橋さんにとって、好きなマンガを聞かれると「今出演しているドラマ『凪のお暇』もそうですが、僕がお芝居をさせていただいている我聞慎二は、ヘビーなシーンが多いんです。しかし原作では著者のコナリミサトさんが可愛らしい絵柄でかかれていて、ヘビーなシーンもライトに伝わってくる。マンガは絵柄ですごく左右される世界観があると思います。また、コミックシーモアでも読めますが、ウィスット・ポンニミットさんのマンガはすごくふんわりしていてかわいらしく、読むだけで癒されますね」と語る。

 さらに幼少期のマンガの思い出として「『週刊少年ジャンプ』は大好きでした。とくに『ドラゴンボール』や『ジョジョの奇妙な冒険』は楽しみで。にらめっこの時間が長くてドキドキしていました。毎週月曜日の発売日は早く読みたくて、売っているお店を探して走って帰りましたね」と語る。一方、ターニングポイントになったマンガでもあったといい「哲学的なことがたくさん盛り込まれていたり、この役はどんな心境なんだろうと自然と想像力が養われたり。今も主人公のセリフや格言がふっと思い浮かぶこともありますし。ひとつひとつのマンガは今の自分や俳優人生にも多分に生きていると思います」

 イベントには、コミックシーモアを運営するNTTソルマーレ取締役・内海宏之氏も登壇。コミックシーモアは8月に15周年を迎え、ロゴをスタイリッシュにリニューアル。そして新マスコットキャラクターとしてヨムビーがお披露目された。ヨムビーは世界一幸せな動物といわれる、クアッカ・ワラビーがモデル。耳のヨ・ムの文字とお尻の吹き出しのようなデザインがチャームポイントだという。さらに、“マンガ―マネジメント”としてマンガが人々に与える効果について科学的に実証中であることも発表された。マンガを読んで笑うと、ストレス値が軽減されるという。

 電子書籍のマンガはいつでもどこでもスマホさえあれば手軽に読んで笑えるのが魅力。コミックシーモアのマンガを読んで「お疲れシーモア!」と癒されてみてはいかが?

◆コミックシーモア:https://www.cmoa.jp/

取材・文・写真=松永怜