片づけのプレッシャーから解放されませんか? ミニマリストな暮らしで心のゆとりを手に入れる!
公開日:2019/8/8
すっきりと片づいたものの少ない部屋で、四六時中何かを探して大騒ぎすることもなく、片づけなさいと家族に大声を出すこともない。そんなミニマリストな暮らしには憧れるけれど、自分にできる気がしない。捨てられないし、維持できない。そう思っていませんか?
『ミニマリストな暮らしのつくり方』(主婦の友社)は、自分たちならではの「ミニマルな暮らし」を実現している19人のブロガー、インスタグラマーたちに、ミニマルな暮らしを送るために、どんな考え方で、何をどのように手放したのかなど、暮らしのコツを聞いています。
登場するのは、元々ものが少なく、片づけ上手な人ばかりではありません。ものを買うこと、飾ることが大好きだった人や、家族が多くて気がつけばものが増えてしまった人も。でも、考え方を変えてものと向き合い、さらに上手くものを選ぶことによって、無理なく自然に、所有しているものの数を減らすことに成功しています。
いくつか、その例をご紹介しましょう。
ほどよく飾りながら、すっきりした生活をめざしています
インテリアが大好きなsayaka.さん。以前は家じゅうにものを飾っていましたが、「せっかく買ったのに」、「もったいない」という気持ちを手放したら、自然とものを処分することができるようになったそう。今は新しいインテリアは買い足さず、いまあるものを程よく飾りながら、すっきりした生活をめざしています。
キッチンは見せる収納をやめて、水切りかごも処分
キッチンに調理道具や調味料を飾っていたころは、とにかく掃除が大変。今は必要最小限のものだけを出し、あとはすべて収納しています。何か増やすときは「流行のものは買わない」、「100円ショップの新商品に飛びつかない」、「飽きずに長く使えるデザインでそろえる」ことを心がけています。食器は32点も処分。
以前のキッチン
現在のキッチン
愛用洗剤は、ひとつで家じゅうを掃除できるウタマロクリーナー
浴室用、トイレ用などの専用洗剤をやめて、家じゅうをウタマロクリーナーで掃除。たくさん洗剤を買わずにすむし、場所をとらないので管理もラク。もちろん、節約にもなっています。
空間にゆとりをつくるようにしたら、
それが時間、気持ちのゆとりにつながっていきました
10歳、8歳、2歳の3兄弟の育児中のharusan.4649さん。今はこんなにすっきりとしたお宅ですが、以前は片づけがうまくできず、散らかった部屋で遊ぶ子どもを見ては落ち込んでいたそう。そこで一念発起し、空間にゆとりをつくることから始めました。ものに空間を支配されないようになると、次第にそれが時間のゆとりに変わり、気持ちのゆとりにも変わっていきました。
まずは広すぎないキッチンから。ものの見直しをスタート
まず手をつけたのはキッチン。本当はリビングから始めたかったのですが、見直すところが多く、最初に手を出すと心が折れる気がしてやめました。キッチンは広すぎず、ものの見直しがしやすくて、スムーズに進みました。
子どもの服は少数精鋭。長く使えるいいものを最大限に使う。
3兄弟の服、以前はデザインや安さで選んでいましたが、たくさんあっても着回せない、管理できない、収納できない、すぐダメになる、思い入れもない…。そこで、お金がないからこそ、いいものを選び、長く使うようになりました。なので一枚一枚が宝物。元気に遊んで汚してきた服の汚れひとつにもちゃんと向き合うことができます。お下がりにもできないほどたくさん着て、心からありがとうの気持ちで手放しています。
思い出の品は「もういいかな」と思えるまで手元に残す
10代で使っていたプリクラ帳は、今も大事にとってあります。形に残るものがあって、残しておきたい思い出があるのは素敵なこと。全部は手放さず、自分が心から「もういいかな」と思うまで手元に置いておきます。たまに見て笑い、昔の自分から元気をもらっています。
本書には、19人の実例が掲載されています。どの人も、自分の好みや生活に合わせて「自分なりのミニマル」を見つけています。そんなふうに、「自分なりでいい」と思ったら、できそうな気がしませんか?