レンチン1回だけで完成! 「冷凍うどん」のおいしいアレンジレシピを実際作ってみた
公開日:2019/8/12
アレンジしやすくパパッと使えるので重宝する「冷凍うどん」。保存もきくため冷凍庫に常備している人も多いはず。そんな冷凍うどんをもっとフルに幅広く活用するためのレシピ本『おトク素材でCooking♪ vol.35 冷凍うどんって超絶便利!』(オレンジページ)が発売中だ。
茹でずにレンチンだけでも調理できる冷凍うどんは、キッチンに長時間立ちたくないこの暑い時期こそ積極的に使いたい食材。フライパンや鍋を使わないものを選べば、洗い物もグッと楽になる。そこで今回、本書の中から、火を使わずに10分以内で作れる冷凍うどんレシピを3つ選び、実際に試してみた。
■「かにかまと水菜のおろし天かすうどん」(10~11ページ)
1つめは、「かにかまと水菜のおろし天かすうどん」。ボウルに大根おろし、めんつゆ、塩を入れて混ぜ合わせ、レンジで加熱した冷凍うどんを加えて和える。あとは水菜とともに器に盛り、揚げ玉、裂いたかにかま、練りわさびを乗せれば完成。
水菜のシャキシャキとしたさっぱり感とかにかま、揚げ玉のうまみが程よいボリューム感をプラスしてくれる。レンチンして和えるだけのお手軽メニューとは思えない食べごたえに仕上がってうれしい。甘めの味つけで子どもたちの人気も高そうなので、夏休みメニューとしてもぴったりだ。
■「明太昆布バターあえうどん」(17ページ)
2つめは、「明太昆布バターあえうどん」。冷凍うどんを袋から出し、さっと濡らして耐熱皿に乗せたら、ラップをかけてうどんが熱くなるまで7~8分加熱する。辛子明太子、塩昆布、バターを混ぜたものと熱々のうどんを和え、最後にねぎを散らせば完成。
バターと明太子という最強においしい組み合わせに、塩昆布でさらなるうまみをプラスし、アクセントにねぎを加える。これがおいしくないわけがない…! 王道の組み合わせは、うどんとの相性も抜群。少ない食材であっという間に作れるのもうれしいところだ。
■「豚バラとなすの梅オイスター風うどん」(23ページ)
3品目は、「豚バラとなすの梅オイスター風うどん」。耐熱皿に、袋から出した冷凍うどん、切込みを入れてから一口大に切ったなすに油を加えて和えたもの、梅、オイスターソース、醤油、ごま油、片栗粉、砂糖をもみ込んだ豚バラ薄切り肉を乗せ、ラップをして8分ほど加熱する。あとは熱いうちによく混ぜ、器に盛って青じそを乗せたら完成。
片栗粉を加えることでオイスターソースの甘辛い味つけと豚肉のうまみがうどんにしっかりと絡み、食欲をそそる。がっつりとしたボリューム感がありながら、なすのジューシーさや梅の酸味、シソの爽やかさで重すぎず、食欲がなさそうな日でも食べられるバランスの良さだ。
どのレシピも1回のレンチンのみで仕上がるお手軽さでありながら、1食分の役割をしっかりと果たしてくれる食べごたえ。冷凍うどんは1人分ずつ個装になっているものが多いため、作る量は家族の人数ごとに調整しやすい。暑さでぐったり疲れて帰宅した日やなんだかやる気が出ない日でも、レンチン調理でこれだけおいしいものが食べられるなら、外食やお惣菜に頼らなくても済むのではないだろうか。
本書の中には、もう少し余裕がある人向けに、フライパンを使って香ばしく仕上げるメニューなど、アレンジが幅広く紹介されている。少しでも楽しながら日々の食生活を楽しめるよう、この『おトク素材でCooking♪ vol.35 冷凍うどんって超絶便利!』で料理のレパートリーを増やしてみては?
調理、文=きこなび(月乃雫)