知っておきたい閉経のこと。平均的な閉経年齢や閉経を断定する基準は?
更新日:2020/4/14
女性特有のからだの不調やトラブルで悩んでいませんか。「お医者さんに行くほどではない…」「デリケートなことなので人には聞きにくい…」そんな体の悩みを、All Aboutガイドであり、ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長の清水なほみ先生に聞きました。自分のからだと向き合い、健やかに過ごす手助けとなってくれることでしょう。
「閉経」とは、卵巣の働きが自然に失われていき、完全に月経が来なくなって1年経った状態のことを言います。「何だか最近生理が来ないな~」と思っていたら、1年まったく出血がなかった時に、1年前を振り返って「去年が閉経だったんだ」と断定できるものです。
そのため、人によってはいつが閉経かあいまいな方もいらっしゃいます。日本女性の平均的な閉経年齢は約50歳となっており、早いと45歳くらい、遅いと55歳くらい、という個人差があります。何歳に閉経したからよい・悪いというものではありませんが、たとえばあまりに早く閉経するとその後の骨粗鬆症のリスクが高くなったりする可能性があります。
通常は、順調に来ていた月経がいきなりピタッと止まるわけではなく、閉経する2~3年前から徐々に月経不順などの兆候が表れることが多いでしょう。中には、直前まで「大体月1回」で月経が来ていたというパターンもあるので、必ず閉経を予測できるわけではありません。