イケメンたちを「スカウト」して麻薬捜査!? 豪華声優陣で話題の大人気ゲームアプリがアニメ化
更新日:2019/10/13
大人気ゲームアプリ『スタンドマイヒーローズ PIECE OF TRUTH』がテレビアニメ化。その第1話が10月7日(月)に放送された。
主人公は新人マトリ(厚生労働省麻薬取締部)の泉玲(いずみれい)。彼女はある日、新たな薬物絡みの事件を取り扱う独立捜査機関「スタンド」のスカウト役に任命された。スタンドとは、麻薬取締官、刑事、情報屋、著名人、名家の人間といった官民に関係なく適正のある者で構成された機関であり、その候補者として選出されたメンバーから彼女がスカウトする、というのだ。
新人である彼女が、なぜそのような重要な役に任命されたのか。それは泉玲の特殊な体質にある。彼女は一部の薬物に対して耐性がある「薬効体質」なのだ。そして、まっすぐな正義感も持ち合わせている。麻薬捜査の前線に出る人材として彼女が適当だ、と課長の関大輔や教育係の青山樹が推薦したのであった。
第一話は、スカウト役に任命された泉玲がさっそく情報屋の桧山貴臣に会いに行く回である。彼が参加する船上パーティーに訪れた彼女は、そこでとある事件に巻き込まれてしまう……。
様々なキャラクターが一堂に登場する豪華な回である。なんといっても、このアニメの目玉はその声優陣だろう。エンドロールに流れる声優の数々に、普段そこまで熱心にアニメを追っていない筆者ですら腰を抜かしかけた。
杉田智和、浪川大輔、梶裕貴、前野智昭、鳥海浩輔、花江夏樹、高塚智人、柿原徹也、江口拓也、山谷祥生……挙げればキリがないが、彼らの声で「顔がいい」キャラクターたちが次々と現れるわけだから眼福だ。ゲームからやっていたファンにとっては、とうとう動き出したことに対する感動もひとしおだろう。
また、第一話の見どころはキャラクターの登場や声優陣の演技だけにはとどまらない。スタンドの始動、警視庁への挨拶、九条家との出会いなど、いわゆる「メインキャラクターや世界観の導入回」ではあるが、物語もしっかりと生きている。さっそくスカウトにいく泉を待ち受けるのは、檜山グループを敵対する組織。
背後から薬を含んだハンカチで鼻と口を覆われた泉は、しかし「クロムホルム」と薬名に気づき、そのまま油断した犯人に肘鉄を入れる。普通であれば薬に倒れて、ヒーローたちに助けてもらうのを待つところだが、薬効体質によりずいぶんとタフなヒロインが登場してしまった。
まだ序盤ではあるものの、魅力的なキャラクターと引きのあるアクションシーン、ユニークな世界観など、ゲームを知らない人にとってもなかなか見応えのあるアニメになっているのではないだろうか。
キャラもひとりひとり個性が立っていて、必ずひとりは推しが見つけられそうだ。私はさっそく、警視庁の荒木田蒼生のツンデレに萌えてしまった。まだ序盤ではあるが、スタンドのいく末、新たに登場する候補者たち、そしてきっとこれから始まる恋の行方、いずれも楽しみなアニメ作品である。
文=園田菜々
■アニメ「スタンドマイヒーローズ PIECE OF TRUTH」
放送局:TOKYO MXほか
原作:coly
出演:杉田智和、浪川大輔、梶裕貴、前野智昭、鳥海浩輔、花江夏樹、内田雄馬、白井悠介、村井美里ほか
公式サイト:https://www.standmyheroes.tv/