めんどくさがりでも続けられる! キッチン回りの「コスパ家事」って?【やってみた】
公開日:2019/10/29
家事って終わりがありませんよね。料理、洗濯、掃除…あげたらきりがないですが、仕事や育児をしながらこれらを完璧にこなすのはかなり無理な話です。それなら、時短になる工夫をしたり、家事自体を減らしたりして、無理なく続けられる家事を探してみませんか?
『「すっきりきれい」がラクして続くコスパ家事』(kayoko/大和書房)では、お金をかけずにいつもの家事の中でもっと効率よくする、ちょっとしたやり方の見直しで習慣化させるなど、めんどくさがりやでも無理なく続けられる方法が見つけられます。
本書から、キッチン回りのコスパ家事を紹介します。
1、ぬめぬめしがちな場所を重曹&クエン酸でさっぱり(P.42)
毎日料理をすると、必ず使うシンク。特に排水口部分は、生ごみや油汚れなどが溜まってぬるぬるしたり、嫌な臭いの原因になったりします。でも使うたびに毎日しっかり掃除をするのも大変。そこで日々の掃除としては、生ごみを捨てたり、お湯をざっとかけるくらいにしつつ、週に1回だけ、しっかりした掃除をしませんか?しっかりと言っても、強い洗浄剤を使ったような掃除ではなく、重曹とクエン酸といった、ナチュラルなものを使います。
やり方はとっても簡単。重曹を排水口の中とまわりにたっぷり振りかけ、そこにお湯とクエン酸を混ぜたクエン酸水を先ほどの重曹部分に注ぎます。そのときシュワシュワし始めるので数分間そのまま置いたら、最後はしっかり水で洗い流せばOK。5分もあればスッキリきれいに。これならお金も時間もかけずに掃除ができます。汚れが溜まったあとの大掃除は大変ですが、週1回でもやっておくと、断然大掃除がラクになりますよ。
2、カット野菜を常備しているとひと安心(P.44)
料理を作るとき、もちろん調理もそうですが、野菜をカットするという下準備もなかなか面倒だったりしますよね。1品作るごとに、いろいろな野菜を切って、包丁を洗ってを繰り返していると、かなり効率が悪くなります。そこで、「カット野菜」を準備しておくのをおすすめします。
使いやすい大きさに切った野菜を保存用袋に入れて、保存した日をマスキングテープなどに書いて貼り、あとは冷凍庫で保存。冷凍すれば1か月ほど保存ができますよ。使用したいときは、みそ汁、炒め物などにそのまま入れて調理すればOK。
実際やってみると、野菜を切らなくていいというのがこれほどストレスフリーなのかと感動してしまうほど、料理をスムーズに作ることができました。カット野菜がある便利さをぜひ味わってみてください。
3、しまいっぱなしにならないように、いつもの食器を見直す(P.57)
ついつい買ってしまう食器、ちゃんと使いこなせていますか? 改めて食器棚を見直すと、奥の方から出るわ出るわ、久しぶりに見る使っていない食器たちが…。そこで、思い切って全部出して断捨離してみましょう。そうすると、今までぎゅうぎゅうだった食器棚にゆとりが生まれ、奥の方にしまってある食器もより出しやすくなりました。
また、使用頻度が高い食器を自分が立ったときに一番取り出しやすい高さに置くことで、作業効率がUPしますよ。そんなちょっとしたことでと思うかもしれませんが、これが意外と積み重なると今まで実は負担だったんだと実感するようになりますよ。
ここで紹介した以外にも、お風呂場の掃除方法、ウォーキングクローゼットの収納方法など、ずぼらママでもちょっとした工夫で今よりもずっと家事が楽ちんになるポイントが場所別にたくさん紹介されています。
いつものやり方を見直すだけで時間と心にゆとりが生まれる
長年やりなれた家事の方法があると、なかなかそれをがらりと変えるのは大変だったりします。でも、”効率化“という視点で改めて見直すと、案外少しの工夫で圧倒的に効率がよくなることがまだまだあることに気づかされました。効率がよくなると、その分時間にゆとりが生まれ、気持ちにも余裕を持てるようになります。毎日家事が大変だなぁと思っている人、ぜひもう一度今のやり方を見直してみませんか?
文=JUNKO