山本直樹の短編マンガ『ファンシー』が実写映画化されることが明らかに。永瀬正敏、窪田正孝、小西桜子の3人が出演することも決定し、「このメンバーの共演すごく楽しみ」「短編からどんな映画が生まれるのか気になる！」と注目を集めている。

　山本は2006年に連合赤軍事件を題材にしたマンガ『レッド』を発表し、第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した漫画家。今回映画化される『ファンシー』は、短編集『学校』に収録されている作品だ。

　映画では永瀬が郵便屋＆彫師の青年・鷹巣を演じ、窪田は恋多き詩人・ペンギン役で出演。さらにペンギンのファンだという女性“月夜の星”役の小西も加わり、独特な三角関係に発展する。公式サイトで公開された特報動画は、「だってお前じゃ、どうしようもねぇじゃねぇか」というセリフからスタート。ヘルメット姿でバイクに乗る永瀬や、小西の膝を枕にして寝そべる窪田の姿が映し出された。

　動画の後半には、深水元基や長谷川朝晴、吉岡睦雄、佐藤江梨子、榊英雄、田口トモロヲといった俳優陣も登場。寂れた温泉街で繰り広げられるヤクザの抗争やバイオレンスな事件が、エロティシズムな世界と交錯していく。特報を見た人からは、「思った以上に過激な作品でドキドキする」「小西さんと窪田くんの距離感がヤバい！」「迫力のある俳優さんばかりだなぁ」といった声が続出。同作は廣田正興の第1回監督作品として制作され、音楽は「LUPIN THE ⅢRD」シリーズにも携わったジェイムス下地が担当する。

　小西と窪田は2020年2月28日（金）公開の映画「初恋」でも共演することが明かされているため、ファンからは「こっちでも共演してたなんて！ 相性がいいのかな」「2人が並んだビジュアルがお気に入りだったから嬉しい」と驚きの声も。小西はインスタグラムで、「私にとっては、初めて出演させていただいた特別な作品です。公開は来年ですが、是非。よろしくお願いします」とアピールした。

　「ファンシー」は2020年2月7日（金）から、テアトル新宿などの映画館で公開。どんな作品になっているのか、続報を心待ちにしていよう。

■映画「ファンシー」
原作：山本直樹
監督：廣田正興
脚本：今奈良孝行、廣田正興
出演：永瀬正敏、窪田正孝、小西桜子、深水元基、長谷川朝晴、吉岡睦雄、佐藤江梨子、榊英雄、田口トモロヲ ほか
公式サイト：http://fancy-movie.com/