『サザエさん』学生時代のフネの“将来の夢”に驚き! そんな才能が…
公開日:2019/11/17
11月10日に放送されたアニメ『サザエさん』で、フネの昔の“将来の夢”が明らかになり、その意外さに視聴者からは驚きの声があがっている。
話題になったエピソードは作品No.8026「母さん 夢のベレー」。ある日、デパートで“ド派手”なピンク色のベレー帽を自分用に購入した波平。早速家族に自慢するが、フネは「まあ お父さん! ワカメには大きすぎますよ」「こんな派手な色、まさかサザエのじゃないでしょうし…」と、誰かのために買ってきたものだと勘違いする。
「照れてないではっきり言えばいいのに」と事情を察したカツオは、「ワカメでも姉さんでもない 残る女性は…」と、フネのための帽子だろうと“見当はずれ”の推理をする。フネは突然のプレゼントに「私はいいですよ」と遠慮しつつも、顔を赤らめて大喜び。一方、波平は本当のことを言うに言いだせず、「うむ… まっ そういうことだ」と眉を下げて肯定するのだった。
しかし日を追うごとに、なぜ波平は突然ベレー帽を買ってきてくれたのか、という疑問が膨らんでいくフネ。後日、友人・お軽に「私の昔の夢、誰にも話していないわよね?」と確認すると、なんとお軽は、夫で波平と囲碁仲間の伊佐坂先生に話してしまったっという。フネは、自分が抱いていた夢を波平に知られたと思い、「あぁ… 恥ずかしい…」と気恥ずかしくなるのだった。
夕飯時、フネは「私たちの女学生の憧れだったんですから」と、絵島歌子という女性漫画家の存在を明かす。「聞いたことがあるような…」とピンときてない波平に、絵島歌子は“少女漫画の女神”でベレー帽がトレードマークだったことを説明。若かしりフネは、そんな絵島歌子に憧れて弟子入りを志願しようとしたものの、「世の中には、私より絵が上手な人がたくさんいる」と漫画家への道を断念した過去を告白するのだった。
そこでワカメは、フネに絵をリクエスト。「もう何十年も描いてないからね」と戸惑うフネだったが、ワカメにだけこっそり描いて見せる。描きあがった絵は、バラの花が二輪挿されている花瓶とその前に置かれたリンゴをデッサンしたもの。漫画的ではないものの、フネの確かな画力にワカメは「上手! お母さんの若いときに会えたみたい」と大絶賛し、フネも「誰にも見せないでね。恥ずかしいから」と照れ笑いするのだった。
昔のフネの将来の夢が意外にも“漫画家”だったことに対し、視聴者からは「フネさん漫画家志望だったんか」「フネさんはどんなの描いてたんだろう」などと驚きの声が続出。また、高い画力を披露したことに対して、「フネさん絵まで描けるのか」「あのデッサン絵を作画勢が準備するの地味に難しそう」「フネが実は絵がうまいとかいう、主要人物に特性をぶち込んでくるとは思わなかった。力の雪室だ」などと称賛する声も多くあがっている。
ちなみにオチは、波平がデパートでベレー帽を購入している様子を目撃していたノリスケが裏事情を暴露。大慌てで波平はノリスケをつまみ出すのだった。