『サザエさん』マスオさんの“イエスマン”ぶりに共感「めっちゃわかる…」
公開日:2019/11/24
11月17日に放送されたアニメ『サザエさん』で、マスオさんの“イエスマン”ぶりが明らかになり、視聴者からは「気の毒すぎる」「マスオさんの気持ちわかる…」と共感を呼んでいるようだ。
話題になったエピソードは作品No.8020「ノーと言えないマスオ」。ある日の終業間際、マスオが家族との外食を楽しみにしながら帰る準備をしていると、突然上司から急ぎの書類づくりをお願いされてしまい、止む無く外食は断念することに。帰宅後、「タラちゃんも楽しみにしてたのよ」とマスオを責めるサザエに、すかさず波平が「サラリーマンの宿命だな」とフォロー。しかし、当のマスオは「僕はどうして『ノー』と言えないんだろう…」と悩みこんでしまう。
そんなマスオを心配したカツオは、「マスオ兄さんは、頼りがいの顔をしているから」と残業を頼まれたこと自体を褒めるも、カツオの言葉は届かずマスオは鏡台の前に座り、「僕は頼れる顔というより、ノーと言えない顔をしているんだろうな」と落ち込んでしまうのだった。
その夜、外食に行き損ねたマスオのために、サザエは腕によりを振るって豪華な夕飯を用意。恐縮してお礼を言うマスオをよそに、波平は満面の笑みで「マスオくんのおかげで豪華な夕飯になった うんうん、いやぁ~うまい!」と大喜び。ちょっとした皮肉にも取れるこの発言には、マスオも眉を下げ無言で笑顔を浮かべるのみ…。
後日、例の書類のお礼にと、マスオは上司お手製お菓子をごちそうになることに。上司は「見た目は悪いが、味は悪くない」と自信をのぞかせているが、一口食べた瞬間「(見た目通りの味だ)」と“激マズ”を確信。しかし、感想を求められると「はい! おいしいです!」と必死にお菓子をかきこむのだった。この災難を受けても尚、マスオは家族に「なかなか個性的だったよ」「あんなに部長の喜ぶ顔を見たら、僕も嬉しくなったよ」と相手を悪く言おうとしない“聖人”っぷりを発揮。そんなマスオを、家族は「ノーと言えないマスオさんが好き」と口々に称える。
そして最後は、会社社長による“お手製カレー”を社員全員で食べることに。上司が「社長のお手製だから、お代わりするように!」とお代わりまで強制し、どこまでも“トホホ…”なマスオなのであった。
イエスマンぶりが明らかになったマスオに対し、ネット上では「めっちゃマスオさんの気持ちわかる… 私もNOと言えない人間…」「海山商事ってパワハラ横行してるよねw」「最初から最後までパワハラだらけで海山商事大丈夫かと思わされる回だった」「終業間際に言ってくるなやバーコード」「拷問やんけww」「ノーと言わせない上司の圧!」などと同情の声があがるとともに、勤務する会社「海山商事」に“パワハラ”疑惑が浮上している。
以前にも、専務の付き合いで波平が渋々ダンス教室に通った前科もある「海山商事」。アットホームないい会社なのかもしれないが…。