「まさに進撃のダイダラボッチ」 アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第85話、富士山より巨大な妖怪・ダイダラボッチの復活シーンが話題

マンガ

公開日:2019/12/21

『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル』(水木しげる/講談社)

 2019年12月15日(日)に放送された、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第85話。今回は富士山に腰掛けられるほどの巨大な妖怪・ダイダラボッチが現れ、「まさに進撃のダイダラボッチ」「怪獣映画みたい」と話題になっている。

 ある日富士山近くの上空に、巨大な2つの目玉が出現。続けざまに鼻や口も現れ、上空で大きな顔が完成する。このパーツはダイダラボッチという妖怪のもので、富士山周辺でパーツごとに封印されていた様子。駆けつけた鬼太郎は、ダイダラボッチに詳しい研究者・門倉と出会う。

 門倉は次に出現するパーツと場所を言い当て、徐々に揃っていくダイダラボッチの体に大興奮。しかしダイダラボッチの封印を解いている謎の集団・七人同行は、「ダイダラボッチは愚かで目障りな人間どもを皆殺しにする道具として復活するのだ」と主張した。

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 本来ダイダラボッチは富士山に座って人間と妖怪の暮らしを見守る妖怪だが、最初に封印を解いた人はダイダラボッチを意のままに操れるという。七人同行にダイダラボッチ復活を命じたのは、妖怪の復権をめざすぬらりひょん。やがてダイダラボッチは脳以外のパーツをすべて揃え、町を破壊し始めた。

 人間も兵器を使ってダイダラボッチに対抗するが、どんな攻撃も全く効果がない。山から町へゆっくりと闊歩する姿には、視聴者から「デカいってだけでこんなにも怖いのか」「エヴァの使徒とかゴジラみたいな絶望感」「巨大ロボで倒すしかなくない?」と恐怖の声が相次いだ。

 鬼太郎はぬらりひょんの元へ行き、手下である朱の盆と戦闘。ぬらりひょんは既に封印を解いていた脳を体と合体させようとするが、隠れていた門倉が飛び出して脳にダメージを与える。するとダイダラボッチは苦しみだし、光となって消滅。門倉は大好きなダイダラボッチとの別れを悲しみながら、「僕はまだ信じているんです。人間と妖怪が分かりあえる。いつかそんな日が必ずやってくるって」と鬼太郎に語りかけた。

 目的を阻止されたにもかかわらず、まったく気にしていない素振りのぬらりひょん。再び鬼太郎の前に現れることがあるのだろうか。

■アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」
放送日時:毎週日曜 9:00~
原作:水木しげる
キャラクターデザイン・総作画監督:清水空翔
公式サイト:http://www.toei-anim.co.jp/kitaro/