【涙腺崩壊】『スラムダンク』花道が最後にダンクではなくジャンプシュート…そのワケは?
更新日:2020/5/7
国内累計発行部数が1億2000万部以上という、驚異的な記録を打ち立てているスポーツマンガの金字塔『スラムダンク』。不良だった赤髪のバスケ初心者・桜木花道が、湘北高校バスケットボール部に入部し、強豪校のライバルらと対戦しながらメキメキと頭角を現していく物語に、多くのファンが魅了されたものです。
■井上先生が“才能がものをいうダンク”を選ばなかった
今回は作中で描かれた最後の試合である、全国大会2回戦・山王工業戦のラストシーンにスポットを当ててみたいと思います。『スラムダンク』ファンには言わずもがなの情報でしょうが、山王といえば3年以上連続で全国大会を制してきた日本高校界の頂点に君臨する高校。絶対王者です。
そんな山王との試合の最終局面。山王リードの1点差、試合終了まで残り1、2秒。背中のケガの激痛に耐えながらも、「左手はそえるだけ…」とどこか達観した表情の花道に、花道と反目し合っていた1年生エース・流川楓がラストパスを送ります。
花道は1週間で2万本という過酷なシュート練習で会得したきれいなフォームでジャンプシュート。放たれたボールは見事な放物線を描き、スウィッシュ(リングに触れずにゴールするノータッチシュート)。ゴールに吸い込まれていくのでした…。
花道の放ったシュートがブザービーターとなり、山王に湘北が勝利…!!
このシーンについて、検証・考察しましょう。