ネコが「ニャッ」と短く鳴くアレはただの〇〇〇〇だった…! 愛するにゃんこ知識のつまったタメになるドリル
公開日:2020/2/5
「大好きなにゃんこをもっと知りたいと思いませんか?」――ねこのきもちや体について、楽しく学べるのが『にゃんこドリル』(今泉忠明:監修、にゃんとまた旅(ねこまき):イラスト/新星出版社)。
本書はねこ飼いさんとねこが、きもちよく暮らしていくためのノウハウが満載の1冊だ。ということで、ねこ2匹と家族になっておよそ10年のライターが、実際にドリルをやってみた。
で、最初に謝っておく。全問正解は余裕だろ…と考えていたが、ごめんなさい! 今は軽く考えていた自分が恥ずかしい。知っているようで知らないねこ知識が満載なのだ。
■ねこ専門家&ねこイラストレーターがクイズ形式で教えてくれるドリル
まず本書の構成を説明すると、ねこの秘密が全118問の穴埋め形式のクイズ問題になっている。1章は学校の授業のように“1時間目”と表記され、以下の内容にわかれている。
1時間目 にゃんこのきほん
2時間目 にゃんこのからだ
3時間目 にゃんこのきもち
4時間目 にゃんことくらす
5時間目 にゃんことたのしむ
各ページの穴埋めを行い、答えをチェック。その情報についての解説文もあり、知識を深められる。ドリルを終えるころには、最新のねこ知見を得られているだろう。
ねこ飼いさんに限らずだが、ねこをもっと知りたいけれど、文字が多くて難しい本はキツイ…とネット情報だけを読んでいた方にはうってつけだ。
監修をつとめた哺乳動物学者の今泉忠明氏は『飼い猫のひみつ』(イースト・プレス)など、ねこの書籍を多数執筆。『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』(高橋書店)でも話題になったので、ご存じの方が多いかもしれない。
さらにイラストとマンガはイラストレーターのにゃんとまた旅氏によるもの。かわいいねこキャラクターたちが登場する本書のマンガページも楽しい。氏は“ねこまき”名義で岩合光昭さんの初映画監督作品『ねことじいちゃん』の原作を担当。
まさにねこ好きにはたまらないドリルなのだ。
■【やってみた!】ねこ飼いでも意外と知らない正しい知識が身につく
ねこ好きライターが実際にドリルをやってみたところ、「えっ…そうだったの」という結果が結構あった…。今までねこについてだいぶ知ったかぶりだったと反省している(自宅のねこを撫でながら)。では私がなるほど! とためになった情報の一部を紹介しよう。
・□□□□□にも入らずにはいられない
答え:囲った場所
ガムテープでバミった場所にねこがちょこんと座っている画像や動画をみたことはないだろうか。
何か穴っぽいものがある→ちょっと確認してみるか→危険じゃなさそうだから座ってみよう。ねこはそんなきもちになるのだとか。また「好奇心が強いねこほど、囲った場所に引き寄せられてしまう」そうだ。うちのねこはあまり囲みに入ったりしないのだが、そういえば家の外に興味をもったり脱走したりしないタイプだ。
・□□なら犬を超える!
答え:聴力
鼻も目も耳も犬には劣ると思っていたので意外だった。「約20m先のネズミの声も察知できる」そうである。
うちのねこは2階にいるのだが、私の妻が帰宅すると、鍵を開ける音がする前にドアの前へ行って出迎える。足音などで聞き分けているのだろう、私を出迎えることはない…。
・ニャッと短く鳴くのはただの□□□□
答え:あいさつ
これはうすうすそう思っていたが、本当にあいさつしてくれているのかと驚いた問題。うちのねこは私を出迎えないが、帰宅するとこちらをみながらニャッと鳴く。
「ねこ同士でも鳴き声によるあいさつが浸透している」「人との生活の中で声を出すと注目されると学んだ」そうである。
・トイレ掃除のあとはすぐ□□□
答え:トイレ
飼い主がきれいにねこのトイレを掃除し終えると、いそいそと用を足すねこ…これはあるあるだ。うちのねこはキレイ好きなのだな…と思っていたがそうではなかった。
実はこれ、自分のトイレには自分のにおいがついていないと安心できない“マーキング行動”なのだそうだ。そのため、もよおしていなくても再びトイレに入って出そうとすることもある。掃除後すぐにトイレに入って便が出ていなくても、すぐには心配しなくてよさそうだ。
■ねこときもちよく暮らすため、さらにくわしく学べるページも収録
『にゃんこドリル』は118の問題の他にも以下のようなページを収録している。ねこ情報は思った以上に多く、濃いと感じた。
・勉強熱心な飼い主さんへの“補習授業”(短毛種、長毛種の性格の違い、他)
・ぜひ解答していただきたい実力テスト“応用問題”(多頭飼いの相性、他)
・飼い主さんの悩みにこたえる“緊急のお便り”(ねこが寝ながら痙攣してる、他)
・ねこの健康チェックができる“にゃんこの健康管理手帳”
ドリルをやって最後に言いたいのは、ねこについて知っているようで知らないこともまだまだある、ということだ。
特にねこ飼いの皆さんは本書でぜひ正しい知識を身につけてほしい。きもちよく彼らとの暮らしを楽しむために。
文=古林恭