週1日、水だけ! より進化した『月曜断食ビジュアルBOOK』は、腹持ちもいいのに超ヘルシーな「バズレシピ」も収録!
公開日:2020/2/16
現代人は食べすぎだ、というのはよく聞く話。消費カロリー以上に毎日食べ続けていたら、太るのは当たり前なのである。
〈腸内環境が荒れたまま食べすぎを繰り返していると、体に内臓脂肪がたっぷりとたまる肥満体質になるのみならず、免疫力が低下してさまざまな病気の呼び水になります。これが万病の元〉と語るのは、ベストセラーとなった『月曜断食 「究極の健康法」でみるみる痩せる!』(文藝春秋)の著者・関口賢先生。
このたび刊行された新著『月曜断食ビジュアルBOOK』(文藝春秋)では、料理監修にバズレシピでおなじみのリュウジ氏をむかえ、もっと手軽にさらに進化した「月曜断食」を提唱する。
■体験者の声からわかる、挫折しやすいポイントやまちがった自己流解釈
本作のなにが素晴らしいって、前著を実践した読者たちの声が反映されていることだ。大幅な体重減はもちろんのこと〈原因不明の蕁麻疹がまったくでなくなり花粉症も楽になった〉〈更年期真っ最中なのにイライラしなくなった〉など、精神的・肉体的な改善が報告されている。
それだけではなく、SNSを通じて読者の声に耳を傾けている関口先生は、みんながやりがちな「危険な自己流解釈」も指摘。水で過ごすべき不食日に「野菜ジュースならOKでしょ」とか、いちばん大事な回復食を、胃に優しそうだからとお粥にしたり……。その一つひとつにNGの理由をあげつつ、みんなが挫折しがちなポイントも丁寧に拾って「もし失敗しても、水だけは規定量ちゃんと飲めたと褒めてあげる」とか、「空腹にどうしても耐えられないとき押すといいツボ」など、乗り越え方を教えてくれるのも2冊目だからこその魅力だ。
■満足度が高くて腹持ちもいいのに超ヘルシーなレシピが満載!
月曜断食で大きな壁となるのは、おそらく「不食日(月曜日)」よりも「こぶし2つ分の食事」を守らなくてはならない「良食日(水曜~金曜日)」だ。そこで助けとなるのが、バズレシピでおなじみ、リュウジさんのレシピ集。「低糖質なのに濃厚な味わい! 治療院のスタッフたちも感動していました」と関口さんが絶賛する、和風カルボナーラ豆腐をはじめ、見た目にも胃袋にも満足感のあるアルレシピが満載だ。
「買って簡単にすませる」のがハイカロリーへの入り口、ひと手間かけて食生活の改善を、と関口さんは提唱するが、そのひと手間のハードルが高いのもまた事実。「忙しさを言い訳にできないほど簡単につくれるのに、味はハイクオリティ」と関口さんも絶賛するレシピで、改善への一歩を踏み出してみよう。
■医学的なエビデンスから導き出される、月曜断食の効能
読者の声を隅々まで拾いあげ、実証データでその成果を証明している本作。内科医の工藤孝文さんをむかえた対談では、胃腸を休ませることの効能を医学的にも解説する。炭水化物を一切口にするな、間食を永遠にやめろというのではなく、自分で決めた「美食日」に思う存分幸せな食事を堪能するためにこそ、毎日胃腸を酷使するような生活はやめましょう、というのが月曜断食の根幹だ。そしてその積み重ねは、10年後の私たちの健康を守ってくれる。よりわかりやすく、実践しやすくなった本書で、月曜断食にトライしてみよう。
文=立花もも