【手順写真付き】フライパン1つ、1口コンロでもOK! お手軽パスタのレパートリーを増やそう
公開日:2020/2/15
1人暮らしを始めたばかりの初心者でも、比較的チャレンジしやすい「パスタ料理」。おかずをたくさん作らなくても1皿で完結するので、食べたあとの洗い物も少なくラクチンです。でも1人暮らし用のマンションにあるキッチンって、コンロが1口しかないことも多々あります。筆者の家もそうです。
そんな人にぜひチャレンジしてもらいたいのが、フライパン1つでパスタを茹でる作業からソース作りまで一気にやってしまうという画期的な調理法! 『smart+mini特別編集 1STEPパスタ』(しらいしやすこ:監修/宝島社)には、この方法で作るパスタが50レシピも紹介されています。
どんなふうに作っていくのか、早速作って紹介しようと思います!
■「濃厚カルボナーラ」(pp.14~15)
1つめは「カルボナーラ」。外食では人気でも、作ると失敗しやすいパスタとして知られるカルボナーラは、この方法で作ればあっという間です。
1 まず、フライパンにオリーブオイルをひき、ベーコンを焼きます。
野菜を具材に追加する場合はここで野菜を投入し、一緒に炒めます。筆者はキャベツを刻んで入れてみました。
2 ある程度火が通ってベーコンがこんがりしたら、水、生クリーム、塩、粉チーズ、半分に折ったパスタを加えて、ふたをして時々混ぜながら3分ほど茹でます。
3 パスタに火が通って水分がなくなったら火を止め、溶き卵を加えて素早く混ぜます。
※長く混ぜすぎると卵が固まってダマになるので注意です。
最後に好みで黒こしょうをふって完成。
一度作ると、今まで麺を茹でて湯切りしてボウルに移して…なんてやっていたのは何だったのか、と思ってしまう手軽さと美味しさ! これならコンロが1つしかなくてもまったく問題ありません。生クリームがない場合は牛乳でも作れます。
■「絶品!! ペペロンチーノ」(pp.22~23)
2つめは「ペペロンチーノ」です。フライパンにオリーブオイルとにんにく、赤唐辛子を入れて熱し、香りが出たらパスタ、水、ドライパセリ、塩を加えて3分ほど茹でれば完成です。今回は、カルボナーラを作ったときに残ったキャベツとベーコンも加えてみました。
にんにくと唐辛子のパンチが効いていて、シンプルながら飽きのこない味。同じ材料を使い回しても、味付けを変えるだけでまったく違う料理になりますね。1人暮らしだと冷蔵庫も小さい場合が多いので、こういう「味つけを変える」という技とレパートリーを持っておくととても重宝します。
■「トマトとモッツアレラチーズのパスタ」(pp.32~33)
最後は「トマトとモッツアレラチーズのパスタ」。まず、フライパンにオリーブオイル、ざく切りにしたトマト、おろしにんにく、半分に折ったパスタ、塩、粗びき黒こしょう、水を入れてふたをし、時々混ぜながら3分ほど茹でます。火が通ったらモッツアレラチーズを加えて溶かし、お皿に盛り付けて仕上げのオリーブオイルをかければ完成。バジルがあると、より美味しく、見た目も華やかになります。
生のトマトとモッツアレラチーズを使うことで、トマト缶を使った料理とはまた違う、フレッシュなパスタに仕上がります。見栄えを良くするには、モッツアレラチーズが溶けきらないうちに火を止めるのがポイントです。
どのメニューも、フライパン1つで作ったとは思えない本格的な味。今までパスタソースは出来合いのものを買ってきていたという人も、この方法ならば無理なく自作できるのでは? パスタは手ごろな価格のものが多いので、レパートリーを増やせば節約にも繋がります。『smart+mini特別編集 1STEPパスタ』で1STEPパスタをマスターして、充実した食生活を送りましょう!
調理、文=きこなび(月乃雫)