「他人ってガッカリさせていいのよ」オネエ言葉の精神科医の金言が、人間関係に疲れた大人にグサグサ刺さる!
公開日:2020/3/3
「人間関係って実は改善しなくてもいいの」「他人ってガッカリさせていいのよ」──そんなハッとさせられる“つぶやき”が多くの人に支持されているのが“精神科医Tomy”氏。2019年にTwitterで“ゲイの精神科医Tomyのつ・ぶ・や・き”(@PdoctorTomy)を開始し、当時3000人ほどだったフォロワーは今年2月時点では15万人を超えるという人気ぶり。印象的なオネエ口調と、精神科医ならではの経験に基づいたアドバイスに、心打たれる人が続出している。
『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(精神科医Tomy/ダイヤモンド社)はそんな精神科医Tomy氏のTwitterから厳選した「不安が吹き飛ぶ言葉」を集めたもの。誰もが持つ恋愛や仕事、人間関係などの悩みに寄り添い、愛をこめて鮮やかに解決していく。
日々、どうしてもつきまとう悩みといえば“自分と他人”の関係。「自分は周囲にどう見られているか?」「嫌われてしまうのではないか?」と考えて自己嫌悪に陥ってしまうこともあるだろう。そんな人たちに彼はこんなアドバイスを贈る。
“他人ってガッカリさせていいのよ。自分のやりたいことを貫けば、どこかの誰かはガッカリするのよ。1番モノのわかった人はガッカリしない。2番目にモノのわかった人はガッカリしても言わない。1番わかっていない人が「君にはガッカリした」とわざわざ言いに来るの。気にする価値なし!”
“人間関係って実は改善しなくてもいいの。お互い好きなら喧嘩しても仲直りするし、お互い嫌いなら喧嘩しなくても仲が悪い。お互いの好意なんて、最初からある程度決まっちゃってるのよね。大事なことは無礼を働かないこと。後は成り行きでいい。”
自分のイメージを下げまいと無理をしたり自分を偽ったりしても、苦しみ続けるだけ。そんな“他人”に縛られて身動きできない人々がホッと肩の力を抜くことができる言葉がちりばめられている。本書には1ページごとにつぶやきがひとつ載っており、好きなところをパラパラと読むことができる。収録されているつぶやきは221個にものぼり、それに加えて漫画やお悩みコーナーも楽しむことができる。
自身を“アテクシ”と呼ぶ精神科医Tomy氏の軽妙な語り口は、読者の抱える日々のモヤモヤをスッと溶かしてくれる。彼は自己嫌悪に陥っている人にこうアドバイスする。
「本当に駄目な人というのは自覚も反省もないわ。アナタが思うより、アナタはずっと素敵よ」
こういった彼の的確で温かい言葉たちは、日々の診療と豊富な人生経験から得られたものだという。
忙しい毎日の中で自分を見失ってしまったときは、本書を手にとって精神科医Tomy氏の言葉から愛ある気づきを得てみてはいかがだろうか。
文=ジョセート