所沢に出現! 隈研吾デザインの“石”の超建築「角川武蔵野ミュージアム」

文芸・カルチャー

公開日:2020/3/4

2020年2月21日撮影

 公益財団法人 角川文化振興財団は、株式会社KADOKAWAと埼玉県所沢市が、みどり・文化・産業が調和した地域づくりを共同で進めるプロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設となる「ところざわサクラタウン」(2020年7月17日オープン)に、6月6日プレオープンする角川文化振興財団運営の「角川武蔵野ミュージアム」の外観写真を公開した。

 2020年6月6日、埼玉県所沢市内にプレオープンを予定している図書館と美術館と博物館が融合する「角川武蔵野ミュージアム」。世界的建築家の隈研吾氏が、自身が設計に携わった「国立競技場」と同時期にデザインした文化複合施設であり、これまで世界の美術館を多く手がけてきた隈建築の中でも特に異彩を放っている。

 多面体の岩デザインは、大地から隆起した建築物のようなダイナミックな存在感を発し、見るものを大いに圧倒する。

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高さ30メートルの巨大な岩の塊!
50kg~70kgの岩盤2万枚。石の総量1200トン!

2020年2月21日撮影

 水面に浮かぶ30メートルの高さの巨大な岩の「角川武蔵野ミュージアム」。

 20世紀の建築はコンクリートと鉄という大量生産素材の時代だったが、これからの建築は物質というものをもう一度取り戻すべきだ、との考えから、隈研吾氏は人間の心に響く“木”と“石”という2つの素材にこだわった。

 2020年に誕生する2つの建築界のレガシー。「国立競技場」を“木”の代表とすれば、“石”の代表が「角川武蔵野ミュージアム」だ。

■「角川武蔵野ミュージアム」について
美術・博物・図書をまぜまぜにする、前人未到のプロジェクト。イマジネーションを連想させながら、リアルとバーチャルを行き来する複合文化ミュージアム

角川武蔵野ミュージアム 公式サイト

■「ところざわサクラタウン」について
KADOKAWAと埼玉県所沢市が共同で進める「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設。「角川武蔵野ミュージアム」のほか、書籍製造・物流工場やKADOKAWAの新オフィス、イベントスペース(「ジャパンパビリオン」「千人テラス」)、体験型ホテル(「EJアニメホテル」)、ショップ(「ダ・ヴィンチストア」)、レストラン(「角川食堂」)、商業施設などを建設。2020年7月オープン予定