断水時を生き残るために。いざというときの節水方法/『地震イツモマニュアル』⑧
更新日:2020/8/31
特別なことはしなくていい、「イツモの暮らし」が備えになる。ベストセラー『地震イツモノート』の実践版。
水の節約術
水は日頃からさまざまな方法で備えることができます。また、災害時には工夫して節水する必要があります。
水をできるだけ使わない工夫
食器を洗う時、1つ目のバケツで一番汚れたものをすすぎ、2つ目のバケツでそれをきれいにし、3つ目のバケツで仕上げをします。
水を運ぶための工夫
断水時には、給水車や給水拠点から水を運ぶ必要も出てきます。効率よく重たい水を運ぶためには、水の容器と楽に運ぶための工夫が必要です。
ポリ袋+バケツ、ポリ袋+段ボール箱
汚れたバケツや段ボール箱しかなくても、その中にポリ袋を入れれば、水を運ぶ清潔な容器になります。台車やキャリーカートがあるとさらに便利です。
ポリ袋+リュック
台車やキャリーカートがなくても、リュックの中にポリ袋を入れて、水を運ぶことができます。マンションなどの階段を上がって、水を運ばなければならない時は、この方法がおすすめです。
水がない時のオーラルケア
ロの中を不衛生にしていると、インフルエンザや肺炎などにかかりやすくなります。できる限り清潔に保つようにしましょう。
ハンカチで歯をぬぐう
食後に水やお茶でしっかりうがい。ハンカチなどを指に巻いて歯をぬぐい、汚れをとりましょう。
口腟ケア用ウェットティッシュ
洗口液が浸してある口腔ケア用ウェットティッシュは、使い捨てで衛生的。
液体ハミガキ
ロをすすぐ必要がない液体ハミガキも、口の中の菌を減らすことができます。液体ハミガキを浸したハンカチなどで歯をぬぐえばさらに効果的。
入れ歯のお手入れ
災害時は、入れ歯のお手入れもおろそかになりがち。食後には、できるだけはずして汚れをとりましょう。