携帯トイレがないときには? 合わせて準備しておきたいもの/『地震イツモマニュアル』⑫
更新日:2020/8/31
特別なことはしなくていい、「イツモの暮らし」が備えになる。ベストセラー『地震イツモノート』の実践版。
緊急用トイレのつくり方
携帯トイレがない場合は、ポリ袋と新聞紙で緊急用トイレをつくることもできます。
1 ポリ袋を便座に2重にかぶせる。
2 くしゃくしゃにした新聞紙をポリ袋の中に敷き詰める。
3 用を足した後、消臭効果のあるものを上からかける。
4 内側のポリ袋を取り出し、空気を抜いて口を強くしばる。
携帯トイレとあわせて必要なもの
水が少ない時の手洗い方法
災害時は生活環境が悪化します。感染症を防ぐためにも、「手洗い」と「うがい」は大切。できれば水とせっけんで手洗いし、水がなければ消毒剤や除菌効果のあるウェットティッシュで常に清潔にしておきましょう。
トイレットペーパーは多めに備蓄
ふだんから多めに買っておけば、災害のときも安心です。また、国内のトイレットペーパーの約4割が静岡県内で作られているため、東海地震が起きると1カ月ほど供給が滞ると予測されています。
便利な長巻ロールペーパー
大きさは変わらなくても、製造方法により通常より3~4倍長く、かたく巻きこんだ長巻ロールペーパーもあります。
使用済み携帯トイレの保管方法
大災害の場合、すぐにはゴミの収集が始まらない可能性があります。使用済みの携帯トイレを保管するため、密閉機能のある「袋」や「箱」を用意しておきましょう。
携帯トイレをゴミに出す
多くの携帯トイレが可燃ゴミとして捨てられるようになっています。自治体によっては、収集する車が違うことがあるため、他の可燃ゴミとは分けて捨てるようにしましょう。