レンチンや炊飯器調理で超簡単! 人気料理研究家が教える「ラクしておいしい神レシピ」【作ってみた】

暮らし

公開日:2020/3/10

『ジョーさんのねとめし神レシピ』(ジョーさん。/KADOKAWA)

 毎日ラクしておいしいものを食べたい、というのはぜいたくでしょうか。ヘトヘトで帰宅してから、“ちゃんとごはんを作ろう”と思うと、それだけで苦しくなる人も多いはず。

『ジョーさんのねとめし神レシピ』(ジョーさん。/KADOKAWA)は、ラクしておいしいごはんが作れるレシピ本。Twitterフォロワー数20万人超えの料理研究家ジョーさん。(@syokojiro)によるレンチンおかず、おつまみ、ハイカロリー飯まで、あらゆるレシピが詰まった1冊です。

「作る人が楽になって食卓が幸せになるならそれでオッケー」という本書。さっそく筆者もラクしておいしいごはんを作ってみました!

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トマト塩麻婆(p.73)

 トマトの酸味でさっぱりペロリと食べられる「トマト塩麻婆」。火を使わずに、レンチンだけで作れる1品です。

 作り方は豚ひき肉、ごま油、こしょうを耐熱容器に入れて電子レンジで加熱。それから水、鶏がらスープの素、片栗粉、チューブにんにく・しょうがを混ぜ合わせたものを加え、くし切りにしたトマトをのせて再加熱。器に盛り、細ねぎを散らして完成です。

 少しほろっと崩れたジューシーなトマトが中華風スープと混ざり合い、絶妙なうまみに変身しています! シンプルな味付けながら、鶏がらスープの素を使うことであっさりとした塩っけと、うまみたっぷりの味わいに。「食べるスープ」のような仕上がりで、夜遅い時や食欲がない日のごはんにもぴったりです。

レンジで秒殺ジャーマンポテト(p.74)

 本場ドイツの人に怒られそうなくらい簡単!? なジャーマンポテト。おやつにも、ビールのお供にも、おもてなしメニューにもぴったりな1品です。

 作り方はじゃがいも、ベーコンを食べやすい大きさにカット。耐熱容器に入れ、オリーブオイル、マヨネーズ、顆粒コンソメ、チューブにんにくを合わせたものを加えて混ぜます。ふんわりラップをして電子レンジで加熱。一旦取り出し、全体を混ぜ返して再度加熱。器に盛り、ドライパセリをふって完成です。

 しっかりコンソメ味のホクホクポテトは、子どもも大人も間違いなく好きな味。肉厚なベーコンの塩味も最高! にんにくもガツンと効いていて、ビールが欲しくなります。チューブにんにく、侮れません…!

焼き鳥缶のコーン炊き込みご飯(p.155)

 コーンと焼き鳥の缶詰で作るうまみたっぷり炊き込みご飯。作り方はお米と水、しょうゆ、とうもろこし缶詰、焼き鳥缶を炊飯器に入れてボタンをピッ。炊き上がったら完成です。

 ごはんは食欲をそそるしょうゆ色。ほのかに焼き鳥の炭火焼きのような香りがします。コーンの甘味と、焼き鳥のタレの味が移ったごはんは、濃すぎず、薄すぎず、ちょうどいい味加減です。

 焼き鳥のころっとした大きさもいい感じ。米粒とコーン、焼き鳥がバランスよくお箸の上にのっかって、口まで運ぶ手が止まりません。気がつけば、1合分あったはずの炊き込みご飯がキレイに消えていました…。食べすぎには気をつけて!

 思わず“作る気になれる”簡単でおいしい本書のレシピ。ラクをすることを「手抜き」ではなく「楽しくて、おいしい!」と思える1冊です。

 ラクしておいしいごはんを、さっそく食卓に並べてみてはいかがでしょうか。

調理・文=ひがしあや