まさかの黒幕…高視聴率を記録した『テセウスの船』最終回に「本当に余韻がすごいドラマだった」「文吾さんの表情に泣かされた」の声

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公開日:2020/3/24

『テセウスの船』1巻(東元俊哉/講談社)

 本格ミステリードラマ「テセウスの船」の最終回となる第10話が、2020年3月22日(日)に放送された。数々の謎が解き明かされるエンディングに、「怒涛の展開で面白かった。もっと観ていたかったなあ…」「本当に余韻がすごいドラマだった」と大きな反響が上がっている。

 同作は主人公・田村心(竹内涼真)が数十年前に父親が起こしたとされる連続毒殺事件の直前にタイムスリップし、その謎を解明していくというストーリー。第9話では父・佐野文吾(鈴木亮平)が犯人の策略にかかり、連続殺人の容疑で逮捕される展開が描かれていた。

 今回の放送では加藤みきお(柴崎楓雅)がこれまで行ってきた犯行の目的を告白した末、心の目の前で自害を図る。そしてボイスレコーダーに録音されたみきおの自白によって、文吾は無事釈放されることに。

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 しかしその後、心は「皆殺しが嫌なら1人で来い」と記された文吾宛ての封筒を発見し、1人で音臼神社へと向かう。また心が残していった置手紙を読んだ文吾も、心を探すために駐在所を飛び出すのだった。

 山中を捜索している最中、田中正志(霜降り明星・せいや)にナイフで襲撃される文吾。正志は自分がみきおの共犯者であり、音臼村祭で起きた過去の事件がきっかけで文吾を恨んでいたことを明かす。さらに正志は文吾に自分を殺させようと仕向けるのだが、そこに割って入った心が致命傷を負ってしまう。

 ラストシーンでは、心たちの行動によって改変された後の世界が登場。希望に満ちた結末に、SNS上では「30年後の心さんを見つめる文吾さんの表情に泣かされた」「佐野家の幸せな姿を見れて安心できました」「最後のシーンで今年1番泣いた。この家族の笑顔が見れてよかった…」と感動の声が相次いでいる。

 文吾役の鈴木亮平は、放送終了後にTwitter上でドラマについて言及。「皆様、三ヶ月間ありがとうございました」と感謝を述べた上、「心さんの頑張りが、笑顔が、文吾の記憶と皆さんの心の中にずっと残り続けますように。俺たちは、いつまでも家族だ」と綴っていた。

 4月6日(月)には動画配信サイト「Paravi」にて、未公開シーンを含むディレクターズカット版が公開予定。物語をより深く楽しみたい人は、チェックしてみてはいかがだろう。

■ドラマ「テセウスの船」
原作:東元俊哉
脚本:高橋麻紀
出演:竹内涼真、鈴木亮平 ほか
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/theseusnofune/