「辛すぎて胸が張り裂けそう」 ジャンプ20号『鬼滅の刃』202話、炭治郎を止める禰豆子に読者も涙

マンガ

公開日:2020/4/14

『週刊少年ジャンプ』20号(集英社)

 2020年4月13日(月)に発売された『週刊少年ジャンプ』20号。『鬼滅の刃』第202話では鬼化した兄・炭治郎を必死に止める禰豆子の姿が描かれ、「辛すぎて胸が張り裂けそう」「大事な妹を泣かせちゃダメだよ…」と大反響を巻き起こした。

 炭治郎の首を落とすことができず、窮地に立たされていた伊之助。彼を救ったのは、自身が噛まれることも厭わず身を挺した禰豆子だった。「お兄ちゃん ごめんね」「ずっと私 何もわからなくなっててごめんなさい お兄ちゃん独りに全部背負わせたね」と謝りながら、大粒の涙があふれ出る。しかし「家に帰ろう」と願う禰豆子の思いも空しく、炭治郎は彼女を傷つけてしまう。

 禰豆子の危機に善逸が止めに入り伊之助も加勢するが、さらに力を覚醒させた炭治郎に全く太刀打ちできない。背中からは骨のような触手が生えており、柱の1人・冨岡義勇は炭治郎が人を殺す前に早く殺さなければと焦りを募らせていた。そんな義勇の考えをよそに炭治郎は攻撃を仕掛け、直前でとっさに手を出した禰豆子の腕が血まみれに。それでも炭治郎にしがみつく禰豆子を見て、義勇にある疑問が浮かぶ。目の前に血を流した“食い物”があるというのに、炭治郎は彼女を手にかけようとしないのだ。

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 炭治郎も抗っているのではないかと推測し、自我を取り戻させる方法を模索する義勇。一方ふらつきながらも炭治郎の元へ歩み寄る剣士・栗花落カナヲは、かつてしのぶが作った“鬼を人間に戻す薬”を手にしていた。片眼しか見えない状態で彼女は駆け出し、炭治郎の攻撃を受けながらも彼の脇に薬の入った筒を突き立てる──。

 炭治郎の暴走を止めようとする妹・禰豆子の姿に、読者は胸を打たれたようす。ネット上には「炭治郎、これ以上禰豆子ちゃんを悲しませないで!」「こんなに切ない兄妹愛は見たことがない」「禰豆子の頑張りに泣きっぱなし」「炭治郎もうやめて、読者のライフはゼロだよ…」といった反応が相次いだ。

 禰豆子の願いは炭治郎に届くのか。カナヲが捨て身で注入した薬の効果に期待したい。

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『鬼滅の刃』19巻(吾峠呼世晴/集英社)