「帰蝶は間違いなく利政の娘」本木雅弘・川口春奈の策士ぶりが話題/麒麟がくる 第13話

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公開日:2020/4/18

『NHK大河ドラマ・ガイド 麒麟がくる 前編』(著:池端俊策、監修:NHKドラマ制作班、編集:NHK出版/NHK出版)

 2020年4月12日(日)に放送されたドラマ「麒麟がくる」第13話。斎藤利政(のちの道三/本木雅弘)・帰蝶(川口春奈)がそろって策略をめぐらせる展開に、「さすが親子だ…」「斎藤家は絶対敵に回しちゃダメ!」と視聴者を驚かせたようだ。

 同ドラマの主人公は、多くの群雄と天下をめぐって争う智将・明智光秀(長谷川博己)。彼は土岐頼芸(尾美としのり)との戦を打ち出した利政をなだめようと説得を試みていた。身内同士で争えば国を滅ぼすと力説する光秀に、利政からは「はじめから戦をするつもりなどない」と意外な答えが。しかし頼芸には美濃を出ていってもらうため、既に手は打ったという。その言葉通り頼芸の館では鷹が惨殺されており、恐れをなした頼芸は「ここを出る」と力なくつぶやいた。

 一方駿河へ向かっていた医者・望月東庵(堺正章)と助手の駒(門脇麦)。道中で出会ったのは藤吉郎(のちの秀吉/佐々木蔵之介)という男で、どうやら字が読めないらしい。どこか飄々と振る舞いながら、藤吉郎は猿のように木を登って「これからは今川様の世だ」「わしも今川様のご城下で一旗あげようと思うのじゃ」と宣言してみせる。

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 しばらく時が経ち、利政から突如面会を求められた織田信長(染谷将太)。織田家の内紛に巻き込まれている信長は、利政の思惑が読みきれない。そこで信長の妻・帰蝶は諸国に顔のきく女座長・伊呂波太夫(尾野真千子)を思い出し、秘密裏に太夫と交渉して兵を集めるよう要求。やがて面会に先がけて信長一行を待ち伏せていた利政や光秀は、300人もの鉄砲隊を従えた信長の姿を目の当たりにするのだった…。

 頼芸を美濃から追放した利政と、信長に強力な援軍を与えた帰蝶。2人の行動にネット上は「今回は完全に斎藤父娘が物語を引っ張ったね!」「利政の狡猾さと帰蝶のしたたかさがクセになってきた」「帰蝶は間違いなく利政の娘だわ」と大盛り上がり。また利政を上回る策士ぶりを見せた帰蝶に、Twitterで話題の戦国武将アカウントも反応している。


 いよいよ対面を果たす利政と信長。2人の会話が、どのような歴史を作り出すのか注目したい。

■ドラマ「麒麟がくる」
放送日:毎週日曜 20:00~
出演:長谷川博己、本木雅弘、門脇麦、堺正章 ほか