浅野いにおの“デデデデ”作画配信にファン大興奮! コロナ状況下でマンガ制作を披露する作家が続出

マンガ

更新日:2020/4/30

『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』(浅野いにお/小学館)

 大手マンガ雑誌が相次いで発売延期になるなど、新型コロナウイルスの感染拡大はエンタメ業界にも大きな影響を及ぼしている様子。マンガ家たちが一体どんな風に日々を過ごしているのか、気になっている人も多いはずだ。そこで本稿では「SNSなどでマンガ制作を披露している作家」に注目し、その姿を様々な反響と共にご紹介していこう。

 『ソラニン』や『おやすみプンプン』などの代表作をもつ浅野いにおは、2020年4月12日(日)に自身のYouTubeチャンネルで「フルデジタル作画作業」を生配信。『ビッグコミックスピリッツ』で連載中の『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の原稿作業を、3時間弱にわたって惜しみなく公開した。

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 浅野はPhotoshopを用いて原稿にペン入れしつつ、作画の際に意識しているポイントなどを時おり解説。人気作家による貴重な作業風景に、ファンからは「すげえ! いにお先生の作画作業が長尺で見れちゃう!」「ファンが見たいのってこういうのだよなあ、と嗚咽を漏らしながら見てた。なかなかこういうのを公開してくれる人はいないからありがたい」「こんなに有益な動画が無料でいいのか。ありがとうございます」と大興奮の声が上がっている。

 また『ぱにぽに』で知られる氷川へきるは、JKたちの防災ライフを描いた『ぷれっぱ!』の原稿作業を自身のYouTubeチャンネルで配信。“外出自粛”をテーマとした描き下ろしエピソードを、4回にわたって書き上げていった。

 動画配信はリスナーと一緒にマンガを作り上げるというコンセプトで、4月7日(火)の第2回配信では「今なら除菌つけたらなんでも売れる」というネタを募りながらネームを作成。その後もペン入れまでほとんどの作業が配信上で行われ、完成した作品はpixivとTwitter上で公開されることに。実際に作品を読んだ人からは「ライブでネタ出しから見させてもらって楽しかったです!」「素晴らしい啓発マンガですね」といった声が上がっている。

 その他にも4月1日(水)には、ボクシングマンガ『はじめの一歩』の森川ジョージがTwitter上で自作についての解説を投稿。下書きから仕上げまで、原稿ができあがっていくまでの過程を画像つきで紹介していた。

 様々なマンガ家たちが自作の解説や作業配信を行っている今こそ、憧れの作家を普段より身近に感じるチャンス。退屈しのぎにSNSをチェックしてみてはいかがだろう。