知ってる? ミーハーの意味と語源。実は英語じゃなく「みいはあ」だった!/毎日雑学
更新日:2021/1/3
身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!
この雑学では、ミーハーという言葉の意味と語源について解説します。
雑学クイズ問題
【ミーハーの語源として有力な説は?】
A.とある俳優のファンを指す言葉から
B.英語の「Me」と「Her」から
C.音階の「ドレミファ」から
D.「み」と「は」のつく名前が多かったから
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
ミーハーの意味と語源、実は英語じゃないんです!
【ミーハーという言葉】
皆さんはミーハーの語源をご存知でしょうか?
言葉の響き的には英語が語源の言葉のようにも思えますが、実際にはどのようにして誕生した言葉なのでしょうか?
それでは、さっそくミーハーという言葉の意味について解説していきます。
【ミーハーという言葉の意味とは!?】
ミーハーという言葉について調べてみると、以下の意味であることがわかりました。
・世の中の流行や芸能人の動静に今まで無知の人が熱中したりすること
・影響を受け知ったかぶりの行為をする者
つまり、簡単に言ってしまえば「流行にすぐ流されちゃう人」という意味になりますね。この言葉は男性に対してもたまに使われることもありますが、主に若い女性に対しての呼称として使われることが多いようです。
元々は低俗な趣味や流行に夢中になっている教養の低い人や、そのような人を軽蔑して言う蔑称でした。
しかし、最近の傾向としては、「とある出来事や人物に対して、テレビなどのメディアで取り上げられて、世間一般で話題になってから飛びつく」という意味で使われることがほとんどのようです。
ミーハーという言葉の意味についてはわかりましたね。
引き続き、ミーハーという言葉の語源について解説していきます。
【ミーハーは英語が語源じゃない!?】
ミーハーの意味と語源、実は英語じゃないんです!
ミーハーという言葉は、カタカナ言葉のため一見すると英語が語源のように感じるかもしれませんが、実は違います。昭和初期に生まれた言葉であり、その頃は「みいはあ」や「みいはあ族」などと呼ばれていたそうです。
それでは、ミーハーという言葉はどのようにして生まれたのでしょうか?
ミーハーは、元々は1927年(昭和2年)に公開された松竹映画「稚児の剣法」でデビューした林長二郎のファンのために作られた言葉だったのです。
当時では巨額の費用を投入して、林長二郎という美貌の俳優を売り出したそうです。
その結果、若い女性の間でたちまち人気となり、若い女性が大好きな「みつまめ」と「はやし長二郎大好き人間」の頭文字から、「ミーハー」という言葉ができました。
ミーハーという言葉の語源はこの説が有力とされていますが、実は他にも様々な説が存在します!
●よくある名前から
当時の日本は「み」や「は」から始まる名前が多かったため、転じて若い女性を指す言葉として「ミーハー」となったという説です。
●音階から
音階のドレミファにかけて「ミーハー」と呼んだという説です。
音階という説に関連して、ミーハーより少し意識の高い人を指す言葉として、「ソーラー族(ドレミファ「ソラ」から)」という言葉もありましたが、それほど広がることはありませんでした。
●英語から
英語の「Me」と「Her」からきているという説です。
いくつかの説を紹介しましたが、林長二郎のファンを指す言葉から生まれた言葉というのがやはり有力な説のようです。
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「A.とある俳優のファンを指す言葉から」でした!
まとめ
ミーハーとは一般的に「とある出来事や人物に対して、テレビなどのメディアで取り上げられて、世間一般で話題になってから飛びつく」ことを指している。
元々は低俗な趣味や流行に夢中になっている教養の低い人や、そのような人を軽蔑して言う蔑称だった。
ミーハーは昭和初期に生まれた言葉であり、当時は「みいはあ」や「みいはあ族」などと呼ばれていた。
元々は1927年(昭和2年)に公開された松竹映画「稚児の剣法」でデビューした林長二郎のファンのために作られた言葉だった。
その他にも「よくある名前から」「音階から」「英語から」など様々な説が存在している。
※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。
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