メジャーリーグで7回表が終了。そこで観客が一斉にやっていることとは?/毎日雑学
更新日:2021/1/3
身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!
この雑学では、メジャーリーグにまつわる面白い雑学について解説します。
雑学クイズ問題
【メジャーリーグで観客が全員で行う、7回表のとある行動とは?】
A.波を作る(ウェーブ)
B.伸びをする
C.一斉に拍手する
D.風船を飛ばす
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
メジャーリーグの面白い雑学、観客が七回に行う不思議な行動
最近は日本人のメジャーリーガーの活躍が素晴らしいですよね!
日本人メジャーリーガーの先駆者といえば、トルネード投法の野茂英雄選手、2019年で引退したイチロー選手を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
更に、ダルビッシュ選手や田中将大選手の活躍も素晴らしいですし、大谷翔平選手などもメジャーリーグを沸かせていますよね。日本人野球選手が多いメジャーリーグについても、近年ではなかなか目が離せなくなってきました。
メジャーリーグの試合もBSの中継などで見られるようになりましたが、奇妙な光景を目の当たりにしたことはありませんか?
【7回裏に観客が立ちあがって背伸びをする!?】
奇妙な光景とは、7回裏になってホームチームの攻撃が始まる直前に、スタンドにいるお客さんが立ち上がって両腕を突き上げて伸びをする光景です。日本の野球観戦には存在しない文化のため、この光景を見て不思議に思う人も多いはず。
メジャーリーグにおいて7回裏の前に観客が一斉に伸びを始めるのは、「セブンス・イニング・ストレッチ(7回の背伸び)」と呼ばれています。そして、セブンス・イニング・ストレッチをしながら、「私を野球に連れてって」を合唱することが伝統となっているのです。
【セブンス・イニング・ストレッチの始まり】
セブンス・イニング・ストレッチの始まったきっかけについては諸説あります。
一説によると、第27代大統領であるウィリアム・ハワード・タフトがワシントンD.Cで行われたメジャーリーグの開幕戦を観戦した際に行われたのが始まりだとされています。
7回を迎え、その表の攻撃が終了した途端に、タフト大統領が突然立ち上がって大きな伸びをしました。
その伸びを見た警備員は敬意の意味を込めて一緒に立ち上がりましたが、更に観客もつられて一緒に立ち上がって拍手をしたのです。
その後、この時に立ち上がって伸びをしたことが伝統として残り、7回の表終了後のセブンス・イニング・ストレッチとなったとされているんですね。
【それでは、何故歌を歌うようになった?】
メジャーリーグの面白い雑学、観客が七回に行う不思議な行動。
実は最初のうちは「私を野球に連れて行って」が歌われることはなく、ストレッチだけが行われていました。
長くストレッチだけが行われている時代が続きましたが、1968年にシカゴ・ホワイトソックスの球団所属のアナウンサーだったハリー・キャレイ氏がスタジアムで「私を野球に連れてって」を歌ったことにより、その行為が広く浸透していったとされています。
【セブンス・イニング・ストレッチは7回以外にもする?】
実はセブンス・イニング・ストレッチは7回だけに行われるものではありません。
試合が延長戦となった場合には、14回にもセブンス・イニング・ストレッチが行われるのです。当然ながら、ナイトゲームだった場合には延長14回まで試合をすると、時間が深夜になることもあります。しかし、メジャーリーグのファンは深夜になってもストレッチを行い、同時に元気に歌を歌うそうです。
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「B.伸びをする」でした!
まとめ
メジャーリーグでは、観客が7回裏の前にセブン・イニング・ストレッチと呼ばれる背伸びを行い、歌を歌う。
一説では、大統領が7回表の終了時に立ちあがって伸びをしたことから始まったとされている。
また、歌を歌うようになったのは、アナウンサーが歌ったことにより、それが浸透していったため。
7回の表終了後に行われるセブン・イニング・ストレッチだが、14回にも行われる。
※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。
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