アットマークは英語圏でなんと呼ばれてる? 語源や各国での呼び方を徹底解説/毎日雑学
更新日:2021/1/3
身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!
この雑学では、「アットマーク」の意味と意外な語源について解説します。
雑学クイズ問題
【(@(アットマーク)」は英語圏でなんと呼ばれている?】
A. クッキー
B. アルマジロ
C. カタツムリ
D. ロールケーキ
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
アットマークにも意味があるんです!知っていましたか!?
【当たり前のように使われている@(アットマーク)】
皆さんは「@(アットマーク)」というと何を思い浮かべますか?
一昔前から当たり前のように使われている記号ですよね!
「@(アットマーク)」といえば、まずはメールアドレスを想像する方が多いのではないでしょうか?
Twitterをやっている方ならご存じかと思いますが、リプライを返す時にも「@(アットマーク)」が使用されていますよね。
しかし、普段当たり前のように使っている「@(アットマーク)」ですが、ちゃんとした意味があるのはご存じでしょうか?
まずは、その意味について解説していきます。
アットマークの意味
「@(アットマーク)」には実は正式名称があり、「単価記号」が正式名称となります。
意味について調べると、以下の内容であることがわかります。
・単価…で。…につき。
具体的には、「商品7個 @ $2 = $14」(商品7個 各単価2ドル 小計14ドル)のように用いられます。このようにただの記号ではなく、ちゃんとした意味がある記号なのです。
それでは、この「@(アットマーク)」はどのように誕生したのでしょうか?
その語源について解説していきます。
【アットマーク)の語源とは?】
「@(アットマーク)」の語源は諸説ありますが、最も有力だとされている語源について紹介いたします。
おそらくほとんどの方が、英語の「at」が語源になっていると思っているのではないでしょうか。
しかし、実は語源はラテン語の「ad」だとされているのです。ラテン語の「ad」について解説すると、英語では「at、to、for」などを意味する言葉です。
それでは「@」という記号はどうやって誕生したのでしょうか?一説では、中世の修道士が「a」の周りに「d」を書いたのが始まりだとされています。
当時はコピー機などが存在しなかったことから、聖書を複製する際には手書きで書き写していました。気が遠くなるような大変な作業ですよね。
しかし、その過程で「略記表現」が発達して、「ad」が略されて「@」となっていったのです。
【なぜメールアドレスで使用されるようになった?】
どのようにして「@(アットマーク)」が誕生したのかはわかりましたが、メールアドレスとしてはいつ頃から使われていたのでしょうか?
実は電子メールはかなり昔から存在しており、1971年にレイ・トムリンソンという人物が2台のコンピュータ間で電子メールを送信するという実験を行ったのがきっかけだったそうです。
そして、Aという端末からBという端末に電子メールを送る際に、Aという端末に自分ではない端末ということを認識させるため、「@」を使用したのが始まりだとされています。
それからメールアドレスには「@(アットマーク)」が使われる事が定着していったのでした。
【アットマークの様々な呼び方】
「@」の呼び方については、「アットマーク」と呼ぶのが一般的ですが、これはあくまで日本国内の呼び方であり、実は世界共通ではありません。
英語圏では、「at sign」や「at symbol」と呼ばれています。
更に、世界各国には面白い呼び方がたくさんあるので、紹介します!
●英語
cyclone … サイクロン
snail … カタツムリ
●フランス語
arobase … アロバズ(質量の単位)
escargot … エスカルゴ
●スペイン語
arroba … アローバ(質量の単位)
●ドイツ語
Klammeraffe … クモザル
●オランダ語
apenstaartje … 猿のしっぽ
●ロシア語
собака … 犬
以上がアットマークの本来の意味や海外での呼称についてでした。
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「C. カタツムリ」でした!
まとめ
「@(アットマーク)」の正式名称は「単価記号」であり、意味は「単価…で。…につき。」という意味になる。
語源はラテン語の「ad」とされている。
「@」の形は、中世の修道士が聖書を書きうつす際に、「a」の周りを「d」で囲むという略記表現を使った事から生まれたとされている。
メールアドレスで使われるようになったキッカケは、1971年に電子メールの実験を行う際、「自分の端末ではない」という意味で使ったことである。
英語圏では「at sign」や「at symbol」と呼ばれていて、世界では色々な表現で呼ばれている。
※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。
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