助けてー!の時に使う「SOS」。何かの略語? 実は略語ではない?/毎日雑学

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更新日:2021/1/3

助けてー!の時に使う「SOS」。何かの略語? 実は略語ではない?/毎日雑学

 

 身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!

 この雑学ではSOSは何の略なのか、またSOSの意味や由来についてわかりやすく解説します。

 

雑学クイズ問題

【SOSは何の略?】

 A.Save Our Ship

 B.Save Our Soul

 C.Save Our Shop

 D.略語ではない

 答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

 

SOSは略じゃない?意味や由来についてわかりやすく解説。

【よく聞くけどよく知らない言葉】

 今回は皆さんもよく知っているようで知らない言葉についての雑学を一つ紹介します。

 普段から何気なく使っている言葉の意味はなんとなくわかっていても、由来や何の略語なのかわからず使っていることも多いですよね。

 例えば皆さんは「ぐっすり」という言葉が略語だと勘違いをしていませんか?

「ぐっすり」といえばよく「good sleep」の略語だとされていますが、実はこの由来は間違っていて、江戸時代にはすでにぐっすりという言葉は「すっかり」という意味で使われていたのです。

 今回は「ぐっすり」と同様に勘違いされがちな言葉である「SOS」について解説していきます。

 SOSにはどのような意味や由来があり、どんな言葉が省略されたものなのでしょうか?

【SOSの意味や由来とは?】

 

助けてー!の時に使う「SOS」。何かの略語? 実は略語ではない?/毎日雑学

 

 それではさっそくSOSの意味や由来について解説していきます。

 SOSは現在では助けが必要な時に救助を求めるための記号、または合図として使われている言葉です。

 映画などで無人島で遭難している登場人物が浜辺にSOSを書き、飛行機などに救助を求めるシーンなどが代表的なSOSの使い方ですよね。

 SOSは現在では救助が必要な時全般に使われる言葉ですが、もともとは海上で遭難した時に船舶から救助を求める際に使われる遭難信号でした。

 遭難信号を送る際にはモールス符号が使われていて、SOSをモールス符号で送信することによって救助を求めていたんですね。

 時代が経過するのにつれてSOSはもっと広い意味で使われるようになり、現在のような救助全般を求める記号として成立したのです。

【SOSは何の略?】

 続いてはSOSという言葉が何の略語なのかについて解説していきます。

 SOSについては「Save Our Ship(私たちの船を助けて)」や「Save Our Soul(私たちを救って)」の頭文字であるという説が存在しています。

 しかし、実はこのどちらも正しいものではなく、そもそもSOSは略語ですらないのです。

 先ほど解説したように、SOSはもともと海上で遭難した時に救助を求めるためのモールス符号でしかなく、特定の意味があるわけではありません。

 モールス符号は「・」と「-」を組み合わせることによって文字を表現する通信手段であり、SOSをモールス符号にすると「・・・---・・・」となります。

 単純にこのモールス符号が覚えやすく、遭難した時など緊急時にも打ち間違いが少ないことから「・・・---・・・(SOS)」が採用されているだけなのでした。

 以上がSOSは何の略なのか、またSOSの意味や由来についてでした、いかがでしたか?

 それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

 雑学クイズ問題の答えは「D.略語ではない」でした!

 

まとめ

 SOSは現在では救助が必要な時に使われる記号、合図としての意味合いを持っているが、昔は海洋で船舶が遭難した時に使われるものだった。

 海洋上で船舶が遭難した際にSOSをモールス符号で遭難信号として送信することによって救助を求めていた。

 SOSは「Save Our Ship(私たちの船を助けて)」や「Save Our Soul(私たちを救って)」の略語であるという説があるが、そもそもSOSは略語ではない。

 モールス符号で「・・・---・・・(SOS)」が緊急時のために覚えやすく、間違いが少ないことから採用されているだけである。

※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。

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