「リーチ」「メンツ」「チョンボ」も。意外に多い麻雀由来の言葉/毎日雑学
更新日:2021/1/3
身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!
今回は「麻雀が語源の日本語一覧」ということで、日本語にまつわる雑学を紹介します。
実は普段から何気なく使っている日本語には、麻雀が語源で誕生したものが多いってご存じでしたか?
例えば「リーチ」などはカタカナで書くことから、英語が語源の言葉だと思われがちですが、これも麻雀用語です。
他にも「テンパる」「チョンボ」「メンツ」「トイメン」など、麻雀用語が語源となった日本語について解説していきますね。
麻雀が語源の日本語一覧
それではさっそく「麻雀が語源の日本語一覧」について紹介していきます。
【リーチ】
リーチは漢字で書くと「立直」と書き、実は麻雀が語源となって誕生した言葉です。
カタカナで書くことが多く、実際に「リーチ」という英語も存在することから、英語が語源の言葉だと思っている人が多いですよね。
ビンゴなどでも「リーチ」という言葉が使われますが、「あと一歩でアガれる状態」という意味で使われています。
麻雀においても似た意味で使われており、麻雀では「あと一歩でアガれる状態であることを宣言する」ことを意味します。
麻雀ではあと一枚でアガれる状態のことを「聴牌(テンパイ)」と呼びます。
そして、自分が「聴牌(テンパイ)」であることを「立直(リーチ)」と敢えて宣言すると、アガった時の点数が高くなるのです。
【テンパる】
「テンパる」は日常的に使われている言葉ですが、実は麻雀用語です。
先ほど、麻雀ではあと一枚でアガれる状態のことを「聴牌(テンパイ)」と呼ぶことは解説しますよね。
麻雀ではテンパイになると、あと一枚でアガれることからドキドキしてしまったり、ソワソワして落ち着きがなくなってしまいます。
そのため、「テンパる」という言葉は、浮足立つ、興奮する、パニック状態になるといった意味で使われるようになったのです。
【チョンボ】
失敗やミスという意味で「チョンボ」という言葉が使われますよね。
実は「チョンボ」も麻雀用語であり、麻雀で発生する様々な反則やミスのことを「チョンボ」と呼びます。
例えば、実際にはアガっていないのにアガリを宣言してしまったり、積まれている麻雀牌を倒してしまうことが典型的なチョンボですね。
他にも、手元の牌を倒して相手に見せてしまったり、自分の持っている牌の個数が合わなくなってしまうなどのチョンボもあります。
そして、これらのチョンボをした場合には「罰符」と言って、点数を支払わなければならなくなります。
【メンツ】
メンツは漢字で書くと「面子」となり、これも麻雀が語源の言葉です。
麻雀では、アガるために必要な牌の組み合わせのことを「メンツ」と呼びます。
そのため、転じて麻雀を行うために必要なメンバーのことをメンツと呼ぶようになったんですね。
そして、合コンなどの会合に必要な顔ぶれのことも「メンツ」と呼ぶようになったのです。
【トイメン】
トイメンは漢字で書くと「対面」と書き、正面のことを意味する言葉ですよね。
これは元々は、麻雀卓を囲んだ際に自分から見て正面のことを意味する言葉として使われていました。
【アンパイ】
アンパイは麻雀用語である「安全牌(アンゼンパイ)」を省略した言葉です。
麻雀ではあと一枚でアガれる状態(テンパイ)になると、相手の捨てた牌で「ロン」とアガリを宣言することが出来ます。
そのため、相手がテンパイしている場合は、慎重に自分の手牌を捨てる必要があるんですね。
その中でも、安全牌はテンパイしている相手にアガられる危険性が少ない牌、もしくはルール上アガることが出来ない牌のことを指します。
転じて、害のない人間であったり、結果の出ない人間に対して「アンパイ」という言葉が使われるようになりました。
【レンチャン】
パチンコなどで使われる「レンチャン」という言葉ですが、漢字で書くと「連荘」と書きます。
麻雀では「親」が順番に回ってきますが、親がアガると、引き続きその人が親の状態が連続して続きます。
そのため、物事が連続して続くことを「レンチャン」と呼ぶようになったんですね。
以上が「麻雀が語源の日本語一覧」についてでした。
まとめ
日常的に使われている日本語には、実は麻雀用語が語源となっている言葉がある。
「リーチ」「テンパる」「チョンボ」「メンツ」「トイメン」「アンパイ」「レンチャン」といった言葉は、全て麻雀が語源となって誕生した言葉である。
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