植物にもABO式血液型がある! 超意外なその調べ方とは?/毎日雑学
更新日:2021/1/3
身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!
今回は「植物にも血液型がある」ということで、植物にまつわる雑学を紹介します。
人間にはABO型の血液型があり、巷では血液型占いなんてのもありますよね。
実は血液型があるのは血液の流れている動物だけではなく、植物にも血液型が存在しているのです。
しかし、血液が流れていない植物の「血液型」と言われてもあまりピンとこないかもしれませんね。
植物にも血液型がある
冒頭でも解説しましたが、植物にもしっかりと血液型があります。
それも人間と同じように、なんと「A型」「B型」「O型」「AB型」の四種類に分けられているのです。
例えば、人間以外の動物だと猫のほとんどはA型だったり、魚は全てA型だったりしますよね。
しかし、植物なのに人間と同じで四種類の血液型に分かれているのは、かなり意外に思われる方も多いのではないでしょうか?
【血液型は糖タンパク質で決まる】
しかし、植物は動物のように血液が流れている訳ではないため、どのように血液型が決められているのか不思議に思う方も多いはず。
実は植物の血液を測定する際には、植物をすりおろして液状にして測定するそうです。
そして、植物の血液型については、植物に含まれる糖タンパク質の種類によって決められます。
ただし、全ての植物で血液型が測定できるという訳ではなく、糖タンパク質を含む植物は全体の10%程度しかありません。
【測定部位や時期が異なると血液型も変わる】
また、同じ植物でも測定する部位や時期が異なると、測定される血液型が変わることもあります。
例えば、秋になると紅葉して色が変わるカエデなどは、時期によって血液型が変わる代表的な植物ですね。
別名「モミジ」とも呼ばれますが、実はカエデとモミジについては同じ植物を指します。
そして、カエデという植物の中でも、紅葉して色が変わるものがモミジと呼ばれています。
モミジは黄色に色づいてから赤色に変化していきますが、先ほど解説したように、黄色の時期と赤色の時期とでは血液型が変化します。
黄色に色づいているモミジは「AB型」なのですが、赤色になると「O型」へと変化するのです。
人間の場合は子供の時にA型で、大人になるとO型になるということはないため、植物の生態はとても不思議ですよね。
例えばあの植物の血液型は?
続いて、モミジ以外の植物の血液型について解説していきます。
実は普段食べている野菜や果物にも糖タンパク質が含まれており、血液型が測定できるものもあります。
【A型の植物】
まずはA型の植物についてですが、以下のものがA型の植物になります。
・アオキ
・ヒサカキ
・キブシ
正直言ってあまり耳馴染みのない植物ばかりですよね。
キブシについては山地の明るい場所に生息しており、北海道や本州、九州、四国などに広く分布しているため、おそらく一度は目にしたことがあるかと思います。
【B型の植物】
続いてB型の植物についてですが、以下のものがB型の植物になります。
・アセビ
・イヌツゲ
・セロリ
・ツルマサキ
セロリはさすがにわかりますが、他の植物はあまり馴染みがないですよね。
ツルマサキは北海道、本州、九州、四国、沖縄にまで分布しているため、おそらく見かけたことはあるかと思います。
【O型の植物】
O型の植物についてですが、以下のものがO型の植物になります。
・ツバキ
・サザンカ
・ダイコン
・ゴボウ
・エノキ
・キャベツ
・ブドウ
・イチゴ
・ナシ
O型には普段から口にしている野菜や果物がたくさんありますよね。
【AB型の植物】
AB型の植物についてですが、以下のものがAB型の植物になります。
・バラ
・ソバ
・アワビ
・スモモ
AB型にも馴染みのある植物がいくつかありますよね。
ソバはお馴染みの蕎麦の原料となる植物のことです。
以上が「植物にも血液型がある」という雑学でした。
まとめ
人間と同じように植物にも「A型」「B型」「O型」「AB型」の四種類の血液型がある。
植物の血液型の測定は、植物をすり潰して液状にすることによって行われ、糖タンパク質によって血液型が測定される。
ただし、糖タンパク質を含んでいる植物は、植物全体の10%程度しかないため、全ての植物に血液型がある訳ではない。
普段食べている野菜や果物にも血液型が測定できる植物が多い。
※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。
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