うさぎは寂しいと死ぬって本当?なぜそう言われるようになったの?/毎日雑学
更新日:2021/1/3
身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!
この雑学ではうさぎは寂しいと死ぬとされている由来についてや、本当に寂しいと死んでしまうのかについて解説します。
雑学クイズ問題
【うさぎが寂しいと死ぬとされている理由は? 】
A.他の動物に比べて人間によく甘えるから
B.野生では群れじゃないと生きていけないから
C.多頭飼いしている方が寿命が長いから
D.飼い主がいない時に突然死することがあるから
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
うさぎは寂しいと死ぬとされる由来とは?
皆さんも一度は聞いたことがあるであろううさぎにまつわる雑学を一つ紹介します。
うさぎといえば「うさぎは寂しいと死んでしまう」という噂がとても有名ですよね。
実際にうさぎを飼う際にもうさぎを留守番させて一人ぼっちにさせてしまうと、寂しさで死んでしまわないか心配になってしまうという人も少なくないはず。
うさぎが寂しさから死なせてしまうことを防ぐために多頭飼いを検討される人もいるそうなんです。
しかし、実際に野生でも力強く生きているうさぎが寂しいと死んでしまうなんてことはあり得るのでしょうか。
なぜこのような情報が出回るようになったのか、また、うさぎは寂しいと本当に死んでしまうのかを解説していきます。
【うさぎは寂しいと死ぬのはウソ 】
それではさっそく「うさぎは寂しいと死ぬ」という噂について解説していきます。
結論から言ってしまうと、うさぎは寂しいと死ぬという噂についてはウソになります。
うさぎが寂しいと感じると死んでしまうという科学的根拠はないそうですし、獣医さんに聞いてもおそらくそんなことはないと答えるでしょう。
冒頭文にも書きましたが、そもそも野生で生きている動物なのにもかかわらず、寂しいと感じたら死ぬというのはあまりにも脆弱であり、野生で生き抜くなんて出来ないですよね。
そのため、変にペットのうさぎに気遣いをして一人ぼっちにしないようにしたり、多頭飼いをする必要はありません。
また、これからうさぎを飼おうと考えていた一人暮らしの方も、日中は家にいなくてうさぎを一人ぼっちにしてしまうという理由で飼うのを諦める必要もありません。
【寂しいと死ぬと誤解された由来 】
それでは、なぜ「うさぎは寂しいと死ぬ」と誤解されてしまったのでしょうか。
それは飼い主が出掛けてる間にうさぎが突然死してしまうという事例が多くあるからなのです。
うさぎは厳しい自然界で生き残るため、例え病気をしていても敵に察知されないように平静を装う習性があります。
ペットとして飼われているうさぎも同様で飼い主に病気を隠してしまうため、さっきまで元気だったのに突然死んでしまった、ということが起こってしまうのです。
また、「うさぎは寂しいと死ぬ」という噂が大きく広まったきっかけとなったのが1993年に放送された「ひとつ屋根の下」という大人気ドラマです。
ドラマで使われた「うさぎって寂しいと死んじゃうんだから」というセリフが瞬く間に広まって、現在まで噂として残っているのです。
以上がうさぎが寂しいと死ぬとされている由来についてや本当に寂しいと死んでしまうのかについてでした、いかがでしたか?
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「D.飼い主がいない時に突然死することがあるから」でした!
まとめ
うさぎの有名な噂として「うさぎは寂しいと死ぬ」というものがあるが、これは科学的根拠のない嘘であり都市伝説である。
そのため、うさぎを一人ぼっちにしたり多頭飼いをしなかったからといってうさぎが死ぬことはない。
うさぎは病気や体調異常を隠す性質があり、飼い主が出かけている間に突然死するケースが多いことから「寂しいと死ぬ」という噂が広まった。
また「ひとつ屋根の下」というドラマで「うさぎって寂しいと死んじゃうんだから」というセリフがあったことから誤解がさらに広まることになった。
※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。
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