「顔の毛穴よ、目立たなくなれ…!」毛穴悩みを根本から解決。今すぐ実践できるスキンケアの極意とは?
公開日:2020/6/2
肌悩みの中でも、かなり手ごわい悩みの種といえば、毛穴。広がっていたり、詰まったりして目立つ毛穴に、頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。
「気になって仕方がない毛穴をどうにかしたい!」そんな人にぴったりの“毛穴完全ガイド”ともいえる1冊が生まれました。
それが、毛穴研究第一人者の皮膚科専門医をはじめ、スキンケアの取材歴20年以上の美容エディター、女優やタレントからの信頼の厚いヘア&メイクアップアーティストらによる、毛穴汚れの原因やスキンケア、カバーメイク法などあらゆる情報がまとめられた『毛穴道 もう一生悩まない。(講談社の実用BOOK) 』(毛穴道研究会:著、亀山孝一郎:監修/講談社)です。
毛穴は敵じゃない! 愛を注ぐのが「毛穴道」
本書では、正しい情報をもとに、きちんと毛穴と向き合うことを「毛穴道」と命名しています。
毛穴は本来、悪者ではありません。生きていくのに必要な体の器官のひとつであり、毛穴が機能しないと、美肌になるどころか肌トラブルが続出してしまいます。毛穴を“なくす”のではなく、“上手にコントロールして目立たせない”ことを考えるべきなのです。(p.3)
鏡をのぞき込み、目立つ毛穴を憎々しく思ったことのある人も多いはず。しかし毛穴道では「そもそも毛穴はなくならないし、敵ではない」といいます。むしろ、私たちは毛穴がないと生きていけないのだとか。
毛穴のおもな働きは、皮脂を分泌し、肌の外に出すこと。皮脂には乾燥やほこりなどから肌を守るバリアの役割があり、毛穴なくして肌の健康は守れないのです。
毛穴が目立つのは「あなたを守ろうとした」から
では、なぜ毛穴は目立ってしまうのか。それは「毛穴があなたを守ろうとしているから」なのだそうです。皮膚科専門医の亀山孝一郎先生によると、毛穴が目立ってしまうのは、肌を守るために皮脂を大量分泌してしまったから。この皮脂の大量分泌は外気の乾燥や、生活や仕事で感じるさまざまなストレスなどによって引き起こされるといいます。
皮脂が大量分泌されれば、炎症の原因になる脂肪酸が多く作られたり、角栓ができやすくなり黒のポツポツが目立ち始めたりすることも…。これをどうにかしようと、ゴシゴシよく洗うといった間違ったスキンケアをすれば、毛穴は肌を守ろうと余計に皮脂を分泌する、という悪循環にハマってしまうのです。
「毛穴を優しく扱う」ことがスキンケアの極意!
毛穴は肌を守るための味方であることを知り、優しく扱ってあげることが「毛穴道」の第一歩。毛穴を目立ちにくくするためのスキンケアも“優しくお手入れ”が基本です。
たとえばスキンケアの極意のひとつは「肌を動かさず“剤”を動かす」というもの。クレンジングをする際は肌を動かさないように、クレンジング剤のほうを動かし、顔全体になじませるのがポイントだといいます。
そして洗顔料はしっかりと泡立て、こんもりとした泡を顔にのせて肌になじませるのがコツ。洗顔料は泡一粒一粒に汚れを吸着させるイメージで使うことで、最も洗浄力があがるのだそうです。
この他にも角質ケアやインナーケア、“毛穴にいい”カバーメイク方法など、毛穴に関するあらゆる疑問が完全ガイドされている本書。おうちで過ごす時間が増えた今こそ、本書を手に取り、毛穴の扱い方を見直してみてはいかがでしょうか。
文=ひがしあや