ほぼ10分で完成! ひと皿で大満足の“#家パスタ”で、おうち時間を楽しもう
公開日:2020/6/6
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、テレワークの継続などによって、おうち時間が増えたという人は多いのでは?
となると、引き続き悩ましいのが毎日の食事作り。一体、何を作ればいいの? と途方に暮れている人は少なくないだろう。
そんな悩みを“この手があった!”と解消してくれるのが、インスタグラムのフォロワー数30万人超えのフーディスト・Tesshi(@tmytsm)さんの料理本『とびきりおいしい 家パスタ 食べたら疲れが吹き飛ぶよ!』(Tesshi(@tmytsm)/KADOKAWA)だ。
家パスタの魅力は、旬のものや、冷蔵庫にあるもので気軽に作れること。
主菜とおかずを兼ねて時短(ほぼ10分!)で作るがっつり&ボリューミーなパスタを、夫の晩酌のおつまみに、息子たちのお弁当に、フル活用してきた著者が、とびきりの家パスタの作り方を教えてくれている。
オイルパスタの極意も解説! ブロッコリーとベーコンのパスタ
オイルパスタ作りのポイントは、オイルがゆで汁と合わさってソースになるという点。本書では、そのポイントを上手にクリアして、家パスタをレストラン級の“とびきり”に仕上げる方法もちゃんと紹介されているからうれしい!
ベーコンを、肉系・魚介系の食材(ソーセージ、えび、あさり、アンチョビペーストなど)に、ブロッコリーをほかのさまざまな野菜に換えてもOK!
【材料(1人分)】
ブロッコリー… 5房(1房を食べやすい大きさに切り分ける)
ベーコン(ブロック) … 40g(1cm角の棒状に切る)
にんにく … 1片(包丁の腹でつぶす)
赤唐辛子 … 1本
オリーブオイル … 大さじ2
塩 … 少々
スパゲッティ … 100g
塩 … 小さじ2
【作り方】
1. パスタをゆでるために、水1リットルを鍋に入れ、沸かし始めます。
2. フライパンにオリーブオイル、にんにく、赤唐辛子、ベーコンを入れて弱火にかけ、じっくりとオリーブオイルに香りとうまみを移していきます。ベーコンにこんがりとした焼き目がついたら火を止めます。これでソースの準備ができました。
3. 湯の表面にぼこぼこ泡が出てきたら沸騰してきたということ。塩を入れて溶かします。塩の量は、この本では1%で統一しています。湯1リットルなら小さじ2(10g)。塩を入れるのは、パスタをゆでる直前に。
4. パスタの束を両手でぎゅっとにぎってねじり、鍋の中心に立ててから、ぱっと手をはなすと、放射状に広がります。箸で湯から出ているパスタを湯に浸し、箸でかき混ぜてほぐします。ここでタイマーを袋の表示のゆで時間より1分短くセットします。
5. 2で火を止めておいたフライパンに、パスタのゆで汁大さじ1を加え、フライパンをゆすってなじませ、さらに大さじ1を加え、ゆすってなじませれば、ソースのでき上がり。
6. パスタのゆで時間を計っているタイマーが残り2分になったら、湯にブロッコリーを入れ、パスタと一緒にゆでます。
7. ゆで上がったパスタとブロッコリーは、トングで持ち上げるかざるに上げてから、ソースのフライパンに移し、パスタ全体にソースをからめます。味をみてたりなければ、塩で味をととのえます。
8. 箸とスプーンでくるっとねじりながら、山高になるよう器に盛りつけます。
★シンプルオイルパスタは、味変自在
シンプルな塩味のオイルパスタは、まずそのまま味わってみてから、パルミジャーノレッジャーノをおろしかけて、うまみを追加。そこに黒こしょうをふって、パンチをきかせて、その次にEXVオリーブオイルをまわしかけて、コクと風味を加えればさらにリッチな味に。
基本のカルボナーラ
生クリーム不要。家にある材料ばかりなので、思いついたときにすぐに作ることができます。黒こしょうをたっぷりひいて、熱々をめしあがれ。
【材料(1人分)】
卵液
卵… 1個
パルミジャーノ… 20g
粗びき黒こしょう… 適量
ベーコン(ブロック) … 40g(7mm角の棒状に切る)
オリーブオイル … 大さじ1
粗びき黒こしょう … 適量
パルミジャーノ(仕上げ用) … 好みの量(すりおろす)
スパゲッティ … 100g
塩 … 小さじ2
【作り方】
※パスタのゆで方は「ブロッコリーとベーコンのパスタ」のレシピを参照
1. 卵液を用意する。卵を割って、パルミジャーノをおろし入れ、黒こしょうを加え、よく混ぜる。
2. フライパンにオリーブオイルとベーコンを入れて弱火にかけ、香ばしい焼き色がついてカリカリになったら火を止める。
3. 2にゆで汁大さじ1 を加えてよくなじませる。オイルとゆで汁は同量が目安なので、ベーコンから脂が出て増えていたら、ゆで汁も増やす。
4. ゆで上がったパスタを加え、ソースとからめる。
5. 1の卵液を加え、手早くからめる。弱火にかけて、とろみがついてくるまで混ぜ続ける。器に盛り、好みの量の黒こしょう、パルミジャーノをふる。
コーンスープの素で えびブロコーンクリームパスタ
コーンスープの素に牛乳とチーズを加えてパスタソースに! 特別な味つけは不要だが、にんにく必須、パスタらしく仕上げるのがこだわり。えびの代わりにベーコンを使っても。
【材料(1人分)】
むきえび(背わたを除く) … 5尾
コーン(冷凍) … 大さじ2
ブロッコリー… 3房(1房を食べやすい大きさに切り分ける)
コーンスープの素… 1袋
牛乳… 150ml
スライスチーズ… 2枚
にんにく… 1片 みじん切り
オリーブオイル … 大さじ1
スパゲッティ … 100g
塩 … 小さじ2
【作り方】
※パスタのゆで方は「ブロッコリーとベーコンのパスタ」のレシピを参照
1. フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて弱火にかける。香りが立ったらえびを入れて中火で両面を焼き、コーン(凍ったままでいい)を加えてさっと炒める。
2. コーンスープの素、牛乳を加えて混ぜ、とろみがついたら火を止める。
3. ゆで上がったパスタとブロッコリーを加えてあえる。煮つめすぎたらゆで汁適量を加えてとろみを調整する。
どれも簡単なのに、ボリューム満点! とても“#家パスタ”とは思えない、おいしさ&華やかさで、食べたら疲れが吹き飛ぶこと間違いなしだ。
本書ではほかにも「トマトソースパスタ」や「ご当地パスタ」など、さまざまなレシピが紹介されている。
はぁ、また食事作りか…とウンザリとしてしまう今こそ、家パスタを極めて、おうち時間を充実させるのもありでは?
文=岸田直子
【著者プロフィール】
Tesshi(@tmytsm)
インスタグラムに毎日投稿するおいしそうでボリュームたっぷり、迫力満点の料理の数々が大人気で、フォロワー数は27万人超(2020年3月31 日現在)。著書に『主役は、ごちそうおにぎり』『もりもりホットサンドと野菜ごろごろスープ』(ともにKADOKAWA)がある。
Instagram:@tmytsm