防腐剤、オイルの酸化…トレンドの美容法で見落としがちなこと /肌が乾くクセを全部やめてみた。③

健康・美容

公開日:2020/7/3

化粧ノリが悪い、肌がゴワつく、肌がゆらぐ…。そんな肌悩みを解決! 「sweet」「mina」などで活躍するモデル・野崎萌香が、肌を乾燥させる習慣を取り除いて美肌になる「湿活美容」の方法を解説します。

『肌が乾くクセを全部やめてみた。』(野崎萌香/ワニブックス)

大容量シートマスク、やめてみた。

お手軽コットンパックで代用

 シートマスクを使う際は、個包装パックを選ぶようにしています。

 多くの化粧品は、細菌やカビの繁殖を防ぐために、少なからず防腐剤やアルコールを入れているもの。とはいえ大容量のシートマスクは、水分がひたひたな状態なのに、一度開けて外気に触れても、10日以上もシートにカビが生えないということに、少し不安を感じたのです。

 肌がゆらいでいる時は、健康な状態に戻すために余分なものを極力取り入れないことにこだわっています。だから、シートマスクには頼らず、化粧水を使って作るコットンパックのケアだけにしています。

 肌荒れで皮膚が硬くなり、化粧水が浸透していかないと感じている人には、顔を水で冷やした後に化粧水をコットンに染み込ませ、顔に貼り付け、10分くらい置くという方法を試してほしいのです。私は「ヘーラールーノ」で実践していますが、きっと肌が柔らかくなる感覚を得られるはず。

オイル美容保湿やめて、美容液で保湿してみた。

 乾燥しやすい季節に肌の油分を補うため、保湿効果の高いオイルを使用している人は多いし、香りもいいオーガニックオイルは、美容家の方など多くの人に愛されているトレンドの美容法。オススメされたものはすべて試したい私もオイル美容に挑戦してみたのですが、気になったのは、オイルの酸化具合。特にオーガニック系コスメに使用されている植物性のオイルは酸化しやすく、過酸化脂質となってニキビやくすみ・色素沈着の原因になりうると知りました。

 肌に合わない要素が少しでもあると、すぐに反応する正直な私の肌は、見た目には分からないオイルの、少しの酸化も受け入れてくれませんでした(もちろん合うオイルもあって、消費期限がきちんと表記してあり、この日までに使ってくださいと食品のように丁寧に扱われているオイルを使用した際には荒れることはありませんでした)。

 ですから、薄く塗ってもきちんと肌に浸透する保湿力の高い美容液をみなさんにはオススメしたいと思っています。


トーンアップ効果も♪
ファミュのルミエール ヴァイタルC

水のような軽いテクスチャで、肌の奥まで浸透している感覚を実感できる。毛穴の引き締め効果も。
30ml ¥8,000/ファミュ


翌朝の肌の違いを実感!
エスティ ローダーのアドバンス ナイト リペアコンプレックス Ⅱ

夜の間に行われる肌の修復機能をサポート。肌の疲れを感じる日に。
50ml ¥13,500/エスティ ローダー

<第4回に続く>