池上彰×増田ユリヤがコロナ時代の経済危機の乗り越え方を解説!
公開日:2020/7/22
新型コロナウイルスの流行によって、日本経済は大きな影響を受けることに。消費は大幅に落ち込み、一説には1929年の「世界恐慌」以来の経済危機が訪れるとも言われている。そんな危機的状況を乗り越えるための方法を説いた『コロナ時代の経済危機 世界恐慌、リーマン・ショック、歴史に学ぶ危機の乗り越え方』(ポプラ社)が2020年7月8日(水)に刊行され、話題を呼んでいる。
本書はさまざまな教養番組で活躍するジャーナリスト・池上彰と増田ユリヤの対談を収めた一冊。歴史的な経済危機が起きた際にどんな政策が行われたのか解説すると共に、当時のリーダーたちの振る舞いや言葉を紹介。歴史を教訓として、復興へのヒントを探っていく。
1929年の「世界恐慌」、2008年の「リーマン・ショック」など、世界史を振り返ると100年以内にいくつもの恐慌が起こっている。そこで行われた経済復興や社会保障には、今の社会システムの基礎として受け継がれているものも多い。しっかりと「危機の歴史」を知れば、いたずらに恐怖心を抱かず、未曽有の危機に対して冷静に対処できるようになるだろう。
実際に同書に触れた人からは、「日々状況が変わりつつある中で、これだけ明確な説明をしてくれる人がいるのはとてもありがたい」「世界恐慌時のフーバー大統領とルーズベルト大統領の政策比較はとくにわかりやすかった。過去の分析だけでなく、ドイツとの比較論も面白い。記述量も多すぎず少なすぎず、書籍を読むことの大切さを感じさせてくれる」といった声が上がっている。
池上×増田コンビの著作はこれまでにも多く刊行されており、今年5月には過去に勃発した“感染症と人類との戦い”を振り返った『感染症対人類の世界史』という新書も発売。感染症と向き合う術をわかりやすく説いた内容に、ネット上では「伝染病が人間に対していかに大きな影響を与えてきたのか、よくわかります」「今まで読んだ感染症の本の中では一番理解しやすかった」「しっかり説明してくれるので、歴史の知識がなくても読みやすい」と好評の声が続出していた。
恐怖心を抱いているだけでは、現実に対処することはできない。先の見通しが立たない今だからこそ、今後起こりうる混乱に備えて“歴史の知恵”を学んでみてはいかがだろう。