明治の驚愕サイキック裁判! 超能力で無罪を勝ち取った人がいる?/毎日雑学
更新日:2021/1/3
身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!
この雑学では、明治時代に実際に行われた超能力裁判について解説します!
雑学クイズ問題
【超能力裁判ではどのような超能力が使われた?】
A.裁判官の過去を見る事ができる
B.自分の裁判結果を未来予知した
C.空のボトルに水を満たせてみせた
D.裁判官のノートを透視した
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
明治時代の超能力裁判とは!? 超能力者の長南年恵ってどんな人?
【明治時代の超能力者】
超能力といえば、スプーンを曲げたり、物を消したり、逆に何もないところに物を出現させたり…そんなイメージがありますよね? 明治時代にも超能力者がいたことはご存じでしょうか?
その名は長南年恵(おさなみ としえ/ちょうなん としえ)です。上に挙げた超能力の中でも、何もないところに物を出現させるという超能力を持っていたといわれています。
【長南年恵とは】
では、長南年恵はどのような人物だったのでしょうか? 長南年恵はとても寡黙で無口な人物で、目上の人間に対してはとても礼儀正しく、どんなお願いも聞いていたそうです。11歳の頃から予言のようなことを口にするようになり、それからは、近所の住民から様々な相談を聞いていました。
【長南年恵の逸話】
長南年恵は万病に効くという神水という霊水を、空き瓶いっぱいに満たすことが出来たとされています。この霊水を飲んだ患者の病気が治ったといわれ、霊水の評判は瞬く間に広がっていきました。
そして、霊水を出現させる能力以外にも、長南年恵には驚くべき体質がありました。それは、食事をほぼ取らずに水のみで生きていたといわれることです。35歳の頃から生水とさつまいも以外を食べられない身体となってしまい、それ以外のものを食べると吐いてしまったそうです。そんな食生活を送っていたにも関わらず、身体は驚くほど健康体でした。
【超能力が詐欺とされて逮捕】
超能力で治療を行っていましたが、医師の免許を持っていなかったため逮捕されてしまいました。しかし、その裁判によって、超能力がかえって証明される結果となったのです。
【驚愕! 超能力裁判】
裁判長は長南年恵に霊水を裁判中に作り出すことを命令しました。それに応じた長南年恵は、集中する時間さえあれば可能といい、少しの時間をもらいました。超能力を実証する際には、ずるい事はできないように、身体検査後、裸で個室に入れられ、空き瓶だけ渡されたそうです。
そして数分後、霊水を満たすのに見事に成功し、裁判長を納得させ、無罪となりました。その際、裁判長は霊水を持ち帰ったとされ、裁判の記録は、当時の新聞や神戸地方裁判所の記録にも残っているそうです。
【長南年恵の最期】
長南年恵の享年は43歳だったそうです。そして、最期も超能力者らしく、この世を去るのでした。亡くなる2ヶ月ほど前に、自分が2ヶ月後に死ぬことを予言していたそうです。
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「C.空のボトルに水を満たしてみせた」でした!
まとめ
明治時代に、長南年恵という超能力者がいた。
彼女は水だけで生活をして、空き瓶に万病を治す霊水を満たすことができた。
裁判では、超能力を実証し無罪を勝ち取ったエピソードがある。
亡くなる2ヶ月ほど前に自らが2ヶ月後に死ぬ事も予言していたとされている。
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